2011年06月10日

光陰矢のごとし

なんですって。
今日はもう6月の9日ではないか。信じられん。もう今年も半分ってとこって、どんな光陰!。

今日は皆中したー。と、ホクホクしている娘と合流。大会に照準を合わせて、部活でピュンピュンばりばり弓を射っているらしい。光陰と同じぐらい、早い矢。
部活だの、武道だのいうとかっちよいいが、要はパチンコにハマっているのと実はあまり変わらない気がする。ピュンピュンぱりぱり。
次の大会が楽しみになるが、私は忙しくてなかなか見に行けない。
行っても行かなくても、どうせ弓を構えた段階で周りの音も人もなくなってしまうから関係ないのだが、的を射抜く、あの痺れる瞬間に立ち会ってしまうと、応援はクセになる。

小僧のサッカーも依存症の領域だが、こちらはじゃんじゃんバリバリ、シュートを打ちまくる、というワケにはいかなくなった。自主練もしなくなって、家の中でずーっとボールを蹴り続けていた日々も落ち着いた。こんな日が、こんなに早く来るなんてなあ。
それでも、まあ、楽しく今のチームでサッカーができているので、よし。そろそろ馴染めないなどと言っていられない試合数だ。大きな試合以外、応援にもあまり行けないが、小僧が小僧らしく頑張っているなら親は何も言うべきではないね。
塾も楽しいらしい。
学校もすこぶる大好き。
運動会が終わって、スポーツテストも終わって、「学校で一番の俊足の座」は別の人に譲り渡すことになったが、それでも今小僧が一番遊んでいるのは、王座に座っているその子だったりして、仲間自慢もいい感じだ。
世田谷区には6年次に連合運動会というのがあり、64校がそれぞれブロックごとに分かれて、合同で運動会をする。平均が9秒台後半の50メートル走の記録、うちの学年には50メートル7秒台が何人もいるので、今からリレーを始め記録更新に期待がかっちゃうのである。・・・あ。小僧が補欠ということも十分ありえるんだわ。全く、どこにでも上には上がいるな。

私自身が、依存症であるはずの、ここの作文をずっと書けないほど、忙しかった。
大好きだった恩師の急逝。
娘の留学に向けての準備本格化、学内選抜に申し込み。
なのに、娘の運動会には、あまりに情けない娘の部屋、その魔窟に囚われて動けなくなり、結局泣きながら掃除して一日過ごした私。最後の運動会、練習中に怪我して、見学組っていうのもどうなのよ。
意外にも、娘は自己主張が弱く、いい子はいい子でも、「都合のいい子」になっているように思えてならない。私と喧嘩したり、中学生特有のもめゴトを聞くたびに、そこは謝らんでいい! ぶん殴ってもいいと思うぞ! なぜ耐える!なぜ譲る! なぜ怒らない! お前、どこまで演歌な女なんだよ!!と私のほうが大人すぎる彼女の対応に憤ってしまい、いいように利用されはしないかと胸が痛む。
しかし、それもこれも母親が強すぎるせいなんじゃないかと思って、罪悪感でさらに頭が痛い。足腰も痛む、首も痛い、ああもうコンチクショー。
そういえば、大昔に亡くした双子の誕生日、墓参りに行き、駅前で花屋を探しまくったが、もう日暮里には花屋が見つけられなかった。結局持っていたウェットティッシュ全部使ってお墓の掃除だけして、羽二重団子を買って帰る。16年前のその日を、私は今も忘れない。
その翌年生まれた娘が14歳。一緒に始めたタイ語、楽しいのは大変に結構だし、先生は相変わらず超かっこ良くてウットリだが、このまったりサワディーペースでは全然追いつかないだろうと不安になる。
不安。不安。不安だらけの人生だ。
サッカーママたちの情報収集ランチ、ハイヒールで都心に出たら、サンシャインのスカイレストランにつく頃には、足中マメだらけ。ブッフェスタイルでランチプレートには幸せがいっぱいだが、足にマメがいっぱいだから、もう小僧の進路なんかどうでもいいような気持ちになってくる。皆と別れたあと、持っていたサッカーボール柄のバンドエイドを貼りまくって、安いダサいサンダルを買い、値段も踵も高かったその靴を捨てた。成長して合わなくなっちゃったものは、仕方ない。どんなに価値あるいいものであっても、合わなかったら悪いものなのだ。こうやって、いろんなモノを捨てていくのだなと思う。
まだ小5なのに。
もう小5だから。
小僧の授業参観は、まわりのコたちがいい子ぎて、涙腺がまた決壊しそうになる。
感動しながらワンパクグループに話しかけたら、「ちんげって知ってる? 俺たち、ちんげを出す大作戦」とニヤニヤして言われたので、アホな男子がいることに逆に安心した。
「よーし、出してみてくれ。立派なちんげ」とニコニコ迫ってみた。子どもたが連呼するちんげに、同じだけ真顔でちんげという言葉を返していたら、神妙な顔をして、突然作業をキビキビやり始めてしまった。ああこれが長友の母の「叱らない」戦法の効果なのかしら。やはりいい子すぎるな、小僧の同級生。
そんな学校公開週だというのに、区の委嘱ボランティアも。異文化・異世代交流だから面白いのだが、本当に本当に時間がない。じっくり取り組みたいが、その前にズルズルと送られてきた教科書の梱包を解けと、脳内教育ママのゆうちゃんがゲキを飛ばして、うるさい。
うるさいノイズは拾うのに、テレビから流れるある種の音がほとんど聞き取れなくなっていることに気づいた。感覚器官の劣化が激しいのは折り合わなくてはいけないのだが、年をとるって案外大変だったんじゃん!ちゃんとそういうことを教えてくれよ先輩たち、準備と心構えがなかったよ、と思う。っつか、私の敬愛する先輩たち、劣化しなさ過ぎなんだよ。ツヤツヤのピカピカ。
そうだ。ツヤツヤのピカピカでパツパツな姪の結婚式が迫っていて、パツパツのバリバリに成長著しいたらちねな私だけ、いよいよ着る服がないことに気づく。リングボーイにご指名された以上、小僧はタキシード決定。それに見合う、娘のパーティードレス。このあたりはゲットしたが、さて、私はどうすれば。単衣の着物は紬と木綿とウールしかない。いっそ、マツコスタイルの服を一枚・・・。ところが去年の今頃「しまむら」で服を買ったのが最後という私には、もう怖くて2000円以上の服を気軽に買う勇気がないのよ。困ったわ。

と、うっとり日記を更新していたら、こんな時間になっていた。
結局、ここんとこ、愚痴みたいな噴飯日記ばかりだな。新しい発見も何もないことを反省しよう。私の半分は反省で出来ています。
時間だけがこんなに早く過ぎていくよ。
何? このワープしてるみたいな時間感覚の歪みは何?
結局今日、あ、すでに昨日、娘と待ち合わせして出かけた「風と星のカフェ」の話に辿りつけなかった。
父の日のプレゼントも買ったんだけど。詳細、また、明日にしよう。おやすみなさい。


2011年06月10日 01:30