2011年03月17日

ウエシマ作戦

節電のヤシマ作戦に続いて、ウエシマ作戦!!
ダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」のギャグですね。譲りあいだ。
いいじゃないですか。乗りましょう。楽しみながらやりましょう。

「計画停電」も「もしかして停電」と思っていれば、計画通りじゃなくても腹が立たない、とブログで読みました。
小学生の夏休みの一日計画表、程度の計画っぷりで考えればよし。毎朝6時に起きられるわけないと気づけよ、小学生のワタシ。
でも時々起きられる。時々ラジオ体操にも行った。
節電の値に達していれば停電がないと想えば、ボーナスみたいでうれしいし、計画通りに遂行したければ、自主的に停電にすることもできる自由があります。

私には何もできない。
無力を受け入れて、元気でいることしか。
でも一人ひとりが元気でいてこその、日本ですしね!!
出せるものといったら、ささやかな義援金と、とてつもない元気。

海外のお友達に安否を知らせるメールを書いていて、英文なので表現が多少オオゲサになるわけですけれども、書いているうちに元気が出てきましてね。

少し驚いたけれど、今は落ち着いています。
必ず復興すると信じて、できることをします。
大丈夫、私たちは日本人だから。

最初に原発事故が!とニュースを見たとき、そりゃ青ざめました。
タイマーズのサマータイムブルースが頭を駆け巡るし、朝まで生テレビのテーマソングは鳴るし、「東京に原発を!」(広瀬隆著/そんなに安全なら東京に作ればいいじゃん、実は結構大変よ?※鈴木超訳)という本なんかも読み込んでいる世代ですからね。
タイに逃げよう、と思いました。ああ、相方と小僧のビザが切れてるじゃん!
下田に疎開、とも思いました。地震には強いぜ、常々の備え方が違う。でも、最も地震がきそうな場所でもあるし、結局同じ圏内です。

わたわたは、するんです。そういう種類の人間です。
体と態度は超大型だけど、肝っ玉だけすっげぇちっちゃいのが私です。
ちょっと深呼吸しよう。
都内在住の物理屋さんと放射線技師が逃げだしたら、危険だけど、今は余裕のよっちゃんだ。
炭鉱のカナリア扱いにして恐縮ながら、放射線技師の友人の動向を基準に、あとは腹をくくりました。
温泉につかる程度の放射能被ばくだという情報を信じよう。
桁違いな被ばくを覚悟で、命がけで原発の暴走と戦っている東電の勇者たちがいることを心の底から讃えよう。
今なお、避難所で大変なことになっている人たちのためにできることを考えよう。


必要な分を必要なだけ。
それがウエシマ作戦の一つだとすれば、不安も必要な分だけ。

我が家ではキャンドルナイト(余震対策としてランタンに入れる)で、普段と変わらぬ質素な料理が結構なご馳走に見えます。
いつものように囲碁をする親子。本はiPadで。ひとりずつ順番に一気に入る風呂、全員がダイニングにいて、いつものように馬鹿話。
昭和にタイムスリップしたみたいだなあ。しばらく続くことだから、無理のないように。
あとで「あれはあれで、楽しかったよね」って、きっと笑い飛ばせると信じてます。最も安全な国に生まれ変わって。
なんたって、私たちは日本人ですから。

2011年03月17日 09:31