2010年09月18日

凄いサッカーコーチがいる

えー、報復人事なのー?! 菅さん、ちっちゃい!!
小沢派の入閣、2名だって。
ただの派閥争いみたいな話だったのかね……。政治って奥が深いな。

政治と野球の話をしだしたら、オヤジ化かしら。気をつけなくちゃ。

でも、セレブマダムの教養としてのエステや化粧品の話には、はなから全くついていけない。女性月刊誌やってた時も、その分野は全く担当したことがない。興味がないのよね。
石鹸でゴリゴリ洗う。汚れが残っていなければ十分。で、適当に頂き物の化粧水とかクリームをつけとく。その程度で。
白髪はないので、髪も気にしたことがない。三ヶ月に一度の1000円カットで十分なの。

テレビもあんまり見なくなった。
AKB48を「エーケービーよんじゅうはち」とか読んで笑われるぐらい、芸能界に興味がない。しかも、なんであの同じ格好の同じ顔したコたちの区別がつくのか、さっぱりわからない中年現象の真っ只中。

じゃあ何に興味が?
と言われれば、もう、絶対的に「少年サッカー」なのね。趣味、少年サッカー。
特に、今、小僧をお預けしているサッカーコーチが、実に魅力的な方なのだ。
興味深い考え方や半生ブログもわくわくさせてくれるのだが、指導の仕方がなんたって凄い。

先日は土砂降りの中、二時間、フルコートで指導をされていた。
その日は、途中から社会人のメインコートが使えたらしい。コートはでっかい。欠席者はほとんどいないので、総勢40名近くの小学生が、球を追い、蹴り、走っていく。
私は多分、ラスト15分ぐらいを見たのだと思う。お迎え時間をとっくに過ぎているが、雨の中、誰一人足を止める選手がいない。
コーチは片方のゴールから、反対ゴールの攻防に対して、コーチングしていた。時折ハーフラインまで上がりながら、よいプレイをした選手を褒め、悪いプレーは的確に一言で指示を出す。
なぜあの雨の夜、いったいどんな目を持っているとあのちいさな子供たちの識別ができるんだ。私にとっては、AKB48識別と同じぐらい厳しいのに。背番号がついていても、だ。
どんな肺と喉を持っているとあんなに叫び続けて平気なのかと、次第に子どもたちやゲームの流れより、コーチに釘付けになっていた。
プロというのは選手のデータが全部頭の中に入っていて、さらに90分フルで走りフルで叫べる体力があってこそなんだなと、コーチのキャリアをまざまざと見せつけられる思いだった。
彼はいつも一緒に走る。アシスタントコーチたちも、常に一緒にプレイする。最高の技術を、惜しげもなく少年たちとの練習で披露してくれる。
コーチは、個々の選手の特徴を捉えるのがうまく、時に厳しい指導も入る。
その耳が痛いアドバイスにプライドが傷ついて辞めていった有名チームの選手もいるという噂だが、そんなとき、うちの小僧には失うものが何もないという強さがあるんだなと思う。
小僧は何も言われないときは自ら求めて、もっとうまくなるためには何が必要かとしつこく聞きにいくらしい。先輩選手がみんなそうしているから、自然にそうなっていったみたいだ。
そういう雰囲気作りって、きっと自然発生なんだろうなあ。
もっとうまくなりたい。
もっといいプレイがしたい。
コーチご自身が、いつ見てもサッカーが好きで好きで仕方がない、という顔つきで指導しておられるわけで、この顔でサッカーをされれば、これは子どもたちが足を止めないわけだ。向上したいと思うわけだよと思う。
本気の指導は、子どもたちに必ずいい影響を残す。指導者たるもの、まず「好き」な気持ちがなくちゃね。
コーチは遠い未来に目標をおいていて、試合など、目先の結果を気にしていないように見える。
その試合中はもちろんものすごく燃えて本気だけれど、少年チームの名監督という栄誉など、プロとして険しい道を生きてきた彼のアイデンティティーにはどうでもいいのかもしれないと思う。
大切なのは選手がその試合で得た成果と課題。勝ちは嬉しいし、それはひとつの成果だが、ある意味、単なる成果の一つに過ぎないのだとも、教えられた気がする。
勝つためではなく、選手たち一人ひとりをよりよい人間に育てるために、具体的なアドバイスを繰り返してくださることが、保護者にはうれしい。
当初、試合をもっとたくさん組んで欲しいとリクエストし、どうしても目先の一勝に一喜一憂してしまいがちだった私の偏狭な視野が、このコーチのコーチングに触れて、少しワイドになった気がする。
観察していると、そんなふうに私にも発見がある。
実にいいクラブに入れてよかったなあと思う。今は私塾のような状態だが、彼のこの凄みは、必ずやもっとたくさんの人に求められるようになっていくだろう。
小僧には、今、直接ご指導を受けられる貴重な時間を大切にしてほしい。

大きな大会まであと少し。私は体調管理をしっかりしなくちゃ。それもまた、趣味の一環としてね。

小僧が大きくなって、どの程度の本気度でサッカーを続けていくかはわからないが、、このコーチとの出会い、このコーチに薫陶を受けたことは大きいと確信している。
サッカーボーイズたちが、彼らにとって最良のコーチ、最良の大人との出会いがあって、そして楽しく一生サッカーが大好きでサッカーを続けていければいいな。

これからの季節、公式戦真っ盛り。この週末も、きっとたくさんのサッカー少年が球を追う。
どの選手も、がんばれ!!

2010年09月18日 12:07