2010年09月15日

小沢さんという政治家

政治のことはよくわからない。
おばちゃんレベルのつぶやきなんで、よくよくご存知の方は素人の見方を笑ってスルーしてね。

小沢さんって、すごいなあというのが今回の感想だよ。
加速度的に人気が落ちていく政党のマニフェストを、ここまで徹底的に国民に再度訴えかける方法は多分何もなかったと思うんだよ。けど、そのために党首選挙を考えたなら、捨て身で党に貢献する本当の政治家なんじゃないかなあと思ったんだ。
以下、私の仮説で話を進めていくんだけどさ。
これで、参院選ねじれ国会の責任を、誰も問わない。
無責任な総理大臣交換の後始末も。
修正マニフェストすら、周知徹底させてしまった。
投票で代表を決めるという、民主主義がどういうものかを目の当たりに教育したとも思う。
ディベートはあんまり上手じゃなかったけど、あの公開討論会は新しい日本の歴史のひとつだ。
当初、党内の内輪もめ扱いするTV報道とか多くて、もーばかじゃないのと思って、以来TV報道はほぼ見てないんだけど、ショーのように公開することで、国民の注目を民主党に集めて、その上で、菅さんが支持されたことで、問題はより明確に、イメージはよりクリーンに、できないことはOKでいいよねという都合のいいマニフェスト下方修正だって、二週間で完璧に終了してみせたんだよ?
唐突に党首選に臨んだ、小沢さんの首、ひとつで。

この後、当然内閣には小沢さんが入ってくると思う。
民主は自民のような派閥争いみたいなことはしない、協力して日本を作り替えるという、またまたイメージアップになっていくだろう。
こんな奇策、この人じゃなきゃ出来ない芸当なんじゃないかと思ったんだよね。
多分、小沢さんは総理の椅子が欲しいんじゃなく、本当に日本をなんとかしなきゃと思っているひとりなんだろうな。本気で総理狙いなら、あのタイミングはちょっとリスキーでありえない気がするし。
そのままトップとして辣腕奮ってもらっても面白い展開だけれど。
自己顕示欲というよりは裏方の感覚で、党を救ったのではないかと想像している。いや、もー、マジ勝手な憶測なんだけど。
でも、本気、気概、信念だけはこんなおばちゃんにも伝わってきて、それは管さんからも伝わってきて、そういう本気が日本を変えていってくれたらいいなって、ちょっと期待した。
希望が、国を作る。
小沢さんという政治家、私は好きだなと思った。

2010年09月15日 00:26