2008年06月05日

ブロガー

お友達のママのブログのアドレスをゲット、数年分、一気読み。
すごい。、
おいしそうなの。
きれいなの。
写真も文章も趣味も、何より心根の部分が、清清しい。
そこには、私の「理想のおかあさま」像が……。
はぁぁぁぁぁぁぁ、(心の底からため息)いいなあ、こんなお宅に生まれたかったよ。
って、私よりずっと若いママ友に対して思っているのは、変だろうか。恋だろうか。

天は二物も三物も四物も与えるのよなあ。
彼女の偉大なところは、なんかこう、高貴な生まれと育ちなのに、いわば魚沼産コシヒカリちゃんが、雑穀米時々小石も入ってます、みたいな私とも、とても仲良くしてくれることだ。
子どもを介してできる友達というのは、自分のテリトリーだけで知り合う友達とは違う可能性があるから面白い。
何が何でもつやつやピカピカの銀シャリが好きだという男性は多いと思うんだが、まあ時には雑穀もカラダによいのよ、といってみる。
その証拠に、彼女のブログには、おいしそうなスイーツの合間に、雑穀米おにぎりがちゃんと鎮座していたわ。これまた、美しい写真で、とっても美味しそうに。

リンクをお願いされた方のブログに遊びに行ってみると、子育てエッセイにイラスト、楽しさ満載。
これをタダで……。なんて太っ腹な! プロだったのかなあ……。キャリアを錆びさせないためのブログなのかもしれないと、ふと思う。
ブックマークしてあるから、時々読みに行く。
本当は相互リンクを張りたいのだが、私にはその方法がわからない。このホームページそのものがすごく古いらしく、今更いろいろいじったり更新することができないみたいだ。
ああ、それにしても、世の中は、才能にあふれている。
その才能とダイレクトにつながる窓が、まぶしいなあ。

サッカー少年の親達のブログもまた、私には真似できない情熱と渾身の緻密なデータで、私の毎晩のお楽しみになっている。
ここは、ブログ本体というよりも、登場人物の天才少年達の才能に触れ、成長を見守ることに喜びがある。
彼らが将来Jリーガーになったとき、ライターはインタビュー前の資料を当たるのが楽だろうなあと思うことがあるが、この出版不況にあって、果たして彼らが大人になるまで紙媒体が頑張れるのかどうか。
これだけネットが普及すると、出版にしわ寄せが来るのは当然のことで。

私は今も紙媒体を愛しているが、その愛は徐々にマイノリティーになりつつあるのかもしれない。
電話一本で仕事が入ってきた時代とは明らかに違う風を感じる。これだけ大勢の人が、これだけ多くのWEBで、珠玉の世界を作り出している時代だ。書ける人、読める人は、巷にあふれている。
私自身の不況は、私のキャリアのブランクと老化が第一原因だとしても、そのせいだけではないんだろうなあ。
何より、どんなに紙を 愛しているといっても、私が書籍を読む時間すら、以前に比べると圧倒的に減っているものなあ。愛というのは、しばしば形を大きく変えていくのである。恋人然り、夫然り。

多くのブロガーたちの才能をうらやんでばかりいても仕方ないので、私は私のこの地味目な文章ばっかりのブログをせいぜい充実させようと思う。
写真撮っても、どうせ変な構図の笑っちゃうVow写真ばかり狙ってしまうのは必至なので、このスタイルで行く。
この日記は、何度もお断りしているように、事実に即してばかりもいない。
相方の新刊の広告とか、大好きな演芸関係のライブの告知などはまるっきり事実だが、それ以外は住んでいる場所も、アップする日付も、いい加減きわまりないところがある。
ただし、私にとっての真実は曲げない。
大人っていい加減で大変だけど、えらく楽しいから、ちゃんと大人になるといいよ。ということを、娘ちゃんと小僧に伝えるのが使命だから、そこは曲げない。
これまたずいぶんちっちゃい使命だが、後年、子らに、おかんはこんなふうに生きてたのねぇと思われればそれでよしだ。
わざわざ読みにきてくださった方が、「お財布冷やしたって、笑って生きてていいのねぇ。なんか、私も大丈夫よね」などと思ってくだされば、それもまた、意義深く、滋味豊かな人生なのである。
……なぁんてな。へへへ。

今日も、ご来読、毎度ありがとうございます。


2008年06月05日 21:39