2008年03月07日

賭け

相方と一緒にテレビを見ていて、「スケスケアマガエルモドキ」という名前のカエルを知る。
すごいネーミングセンスだと感動する。
ところで相方は「スケスケアマガエル」というのがいて、その亜種が「スケスケアマガエルモドキ」だろうといい、私は「アマガエルモドキ」がいて、そいつがすけすけだったのだろうと主張して、賭ける。結果はWebサイトで。って、これがwebだ。

我が家では実にその手の賭けが横行している。
一時間で一輪車に乗れるかどうか、の賭けは、炎天下の中で必死の練習むなしく、私が負けた。
下田に行ったときに親族で行くこともある「松崎ボウル」でのボーリングも、ハンディーをつけて、握る。
この番組に出ていたお笑い芸人の名前は誰だった、なんてことも、話し合いが平行線になったときには賭けて、確認して、白黒つけてきた。
そんな鈴木さんちに、満を持して、「ウィニングイレブン」wii版がやってきた。
まだ全員が初心者なので、誰も賭けを持ち出さないが、トトカルチョの日は近いのではないか。

老人ハンディーとしてブラジルのセレソンが私のチームということになっているため、今は私の独占勝利状態である。
相方は全日本、お嬢はイタリア、小僧はクラブチームのバルサである。
これがまた実に面白くて仕方ない。
小僧からパス回しの大切さをレクチャーされ、「ドリブル独走女」と蔑まれても、パス回しなど小器用な操作が私に出来るはずもなく、ひたすら自分で切り込んで、失敗しても何でもとにかく何度でもシュートするのが大好きだ。私自身がピッチに立ったら絶対チームプレイに向いていないタイプだということがよーく理解できた。「何でお前は無謀に運ぶのか!ドフリーがゴール前にいるじゃん、パスすりゃ一点だよ」などと、イケイケの子を心で責めることもしなくなると思う。だって、私ができないもん、そんなこと。突進するもん。
いやあ、本当にピッチを駆け回っているような錯覚を受けるウィイレは、すごい。
で、イケイケシュート以外にも、試合中にまわりであれこれ言われてもまったく意味がないことや、一生懸命全体を見ようとするけどまずできないことや、パスコースを消すよりはボールにたかっていく団子サッカーになることや、少年団の選手の気持ちがよーくわかって、これはサッカーママ、自分の学習のためにも絶対にやっておいて損はないゲームですよ。
ああ、できれば一日中、ウィイレをやっていたい。
今の子どもってえらいなあ、決められた時間でちゃんとゲームをやめられる自制心に驚く。
そしてウィイレですらパスで流れを作り、チャンスは逃さずシュートを決めてくる小僧のセンスのよさに、正直感服する。大人なのよ、サッカーが。たかがゲームのようだけど、これはいいシミュレーターにもなってるんだろうなあ。これで日本のサッカーが強くなったらいいなあ。

トトカルチョは教育上アレな問題もあるので、多分子どもには許認可しないが、鈴木さんちの夜はしばらく熱い。
もちろん、相方には、相方の技術が向上する前に、大きな勝負を挑むつもりだ。スケスケアマガエルモドキの賭けに勝ったように、イケイケセレソンモドキでもまた。

2008年03月07日 09:54