2008年02月21日

サッカー中国戦

全日本の青いユニフォームを着るということは、どんなときにも冷静に闘うということなんだなあと、昨日の東アジア杯中国戦とその後のスポーツニュースを見てて思った。
私が監督だったら、インタビューであんなに冷静でいられないし、私が得点者だったら「どんなもんじゃーい、しゃーこら!」とか中指立てて言ってしまいそうだと思い、実に紳士で大人な日本代表を、心の底からかっこいいと思った。
かっこいい日本代表、子どもが見ている前で最高のマナーをありがとう。

今でこそサッカーママの顔をしているが、実はルールだって怪しい。
小僧がサッカーをはじめた三年前からのにわか勉強だ。むしろトレーナーとかコーチングとかニュートリションとか、、自分の好きな方面ばかり読み込んでいて、正直、未だにサッカーそのもののことはよくわかっていない。
だから、あんな民族紛争みたいなサッカーを見たのは初めてで、サッカーを見ながら嫌悪感を覚えたのも初めてだった。
娘が大興奮して、初めて最後まで画面から目を切らなかった。
小僧はいつものように黙り込んで凝視していたが、途中で「もう見るのやめようよ」と言った。争いごとが苦手な彼に、格闘技みたいなサッカーはしんどいのかもしれないと思う。

毎年100人がJリーガーになり、その分、100人が消えていく。引退の平均年齢が26歳、平均年収が700万と、ある記事で読んだ。
全国の模擬試験で100番以内に入ることがどれほど大変かを想像すれば、プロになるだけでもほんとにとてつもなく大変なのねと想像がつく。サッカーで食べるということは、コーチも含めて、とんでもなく激戦区だということだ。
いろいろなスクールを見て回り、小僧が楽しくサッカーできる環境を整えようとしているけれど、放っておいてもボールを蹴っている彼の場合、実は環境なんか全然関係ないのかもしれないなと思えてきた。プロの選手になりたいといってるのは、私が小1のときに「大きくなったらおよめさんになりたい」と書いたぐらいあやふやな話なのかもしれない。ウェディングドレスが着たかっただけの話で、あの頃のアホな私に比べると、私の子どもたちは早くから好きなこと見つけて、ずいぶんとしっかりしているなあ。
いみじくも私の夢はかなったが(わはは)、小僧の夢がかなおうとかなうまいと、ずーっとボールと仲良しでいられればそれでいいんじゃないかなあと、思えてきた。
サッカーママ、中国戦見ていきなりトーンダウン。
バルサの10番はうちの子が。といってた同じ口で、アメリカの株価のように乱高下する感情。いや、現実が少しずつ見えてきたってことね。
んー、とりあえず、くもんだけは続けてもらおう。読み書き計算ができれば、何とかなるだろう。
なんにしても、福助の人生だ。彼が勝手に切り開く。
私は伴走するだけなんだよなあ。彼にとって不要になるまで、伴走する。ただもう、その体力を、残すことだけを考えよう。疲れてる場合ではなかったわ。

2008年02月21日 10:37