2007年11月16日

働きマン

昨日、私はピカピカのすっぴんで、若者の街・下北沢を歩いた。
すっぴんで外を歩くなんてありえないことだったけど、
背筋をしゃきっと伸ばして、胸を張って、颯爽と歩いた。

下北沢にあるエステティックのゴッドハンズに、フェイシャルケアしてもらう。
鏡を見た瞬間、「こ、小顔になっとるがな〜!」と驚いたのだった。
関西弁なのは、紹介者に影響されている。
30代の若い友達がいるってすばらしい。
40過ぎた主婦の間ではすでにエステなど、話題にも上らない。どこのマッサージは下手だとか、整骨院はどこがうまいなんて話題はあってもさ。
普段着でいく。納豆でご飯を食べてから行く。いつもの日常で私は灰かぶりだ。
でも、サロンに行って私は魔法をかけてもらったのだ。
鏡に映った自分を見て、本当に驚いた。
ウシガエルが、ニホンアマガエルになっている! いやそれはちょっと大げさか、しかしモリアオガエルぐらいには、なった気がしたのだ。例えがわかりにくいか。
よそ様が見てもわかりにくいかもしれないが、確実にその魔法は、魔法なのだった。

しみは取れないが、全体的に色が白くなっていた。
がさがさだった肌が、しっとりもちもちになっていた。
むくんでいたあごの線が、ちゃんとしゃっきりアゴになっていた。
肩のコリがなくなって、体も軽くなっていた。
施術されながら、全身がぞくぞくしたり、ぽかぽかしたりした。
「うわあ、ほんとにお疲れだったわ、もう、今までお疲れ様! でも、もう大丈夫よ」
とゴッドハンドは言いながら、スポンとコリを取り去ってくれたのだった。
例えは悪いんだが、きれいになった下水道管のような気分だった。
バブルのころにはよく通った、どのエステティックサロンより、効果絶大だった。

主婦だって、働きマンなのだ。
安野モヨコさんの漫画読んで、ドラマ見て「当時の出版社にあんなきれいどころはそうそういなかった気がするが」と微妙なずれは感じつつも、若いころにがむしゃらだった自分をちょっと思い出したりした。
シーズンもステージも変わったが、がむしゃら振りには拍車がかかっている。
なのに、私は自分にかける投資を著しく減らしすぎなのではないか。
自分の時間やりくりして、自分のお金やりくりして、ちゃんと自分にかけてあげないとダメだと思ってよかった。気づかせてくれてありがとう、松方弘子!※「働きマン」主人公
清水の舞台から飛び降りる覚悟の8800円、安かった!!

帰りに、1サイズ小さいTシャツを衝動買いした。
自分の中で何かが変わった。
女として旬は終わっちゃったからって、率先して日干しになってしなびることはないのよ。
健康的に元気でいるためには、芯が汚れてちゃダメだ。
ちゃんとピカピカした芯を、自分の中に持っておこう。と、思った。

喜び勇んで帰宅して、相方の仕事部屋に飛び込んだが、私を一瞥した相方は
「気のせいだ」
と言った。
世の中、たいていは「気のせい」なんだ。
だが、その気のせいで、私はすっぴんで外を歩けたのだ。この調子だと炎の上だって歩けるのだ。よし、れっつゴー!どこまでも、調子に乗っていこう。

http://www.rey.co.jp/

2007年11月16日 10:40