毎週木曜日は大変に忙しい。
福助のくもんを待ち、P子の帰宅を待つ。
夕方遅くから、福助のサッカー練習とP子の英語レッスンに、サッカーママは車を出して送迎するのだ。
二駅先の場所で福助を落として、別の沿線の駅までP子を連れて行き、さらに福助の場所に戻って練習試合を観戦し、終了後の自主トレに付き合った後、P子の学校のそばで待ち合わせる。
食事のおかずを買って帰り、帰宅後はごはんとお風呂、すぐに就寝だ。
今は嵐が去った後。
今日は福助の水を忘れてしまい、大急ぎで走って買いにいったよ。
私の肋骨は永久に元通りにならないと思うな。
本日のサッカー、五六年生がいなかったせいか、福助2点をあげる大活躍。
ポジションを闘莉王と同じ場所にとり、最終ラインを守りつつ果敢に攻めあがっていった。私の目の前で三人に囲まれたのをトリッキーな動きで抜きさり、一気に左サイドにかけあがる。コーナーすれすれの場所でもう一人抜き、きき足ではない左足で見事なセンタリングを、真ん中で待つ四年生にピタリとあわせた時には、ベンチで見ていて鳥肌がたった。決して寒かったからだけではない。
小さなコートに、私は巨大なフィールド(芝)を見たね。
しかし、敵のゴールキックを胸トラップで落として、一気に前に走りこみ、どフリーではずしたシュートが痛かったらしく、快勝した後も自主トレ百本シュート。
おかあさん、右足の打撲痕がまだ痛いんだけどなあ。
風邪もひかない。ご飯は大盛り。好きなことがあって、それを実に楽しそうに練習し続ける。努力とか根性とか関係なく、にこやかにシュートをただ淡々とコース多彩に蹴り続けて、それでうれしそうなんだ。
小僧に、これ以上何を望もう。私が彼の、大ファンなのだ。こんなに身近でお世話できるなんて、ファン冥利に尽きるのだ。
しかし同じく健康で大メシ喰らい、好きなこともちゃんとあるのに、P子には、私は多くを望みすぎる。なぜだ。投資額がでかかった割りに回収ができないからか。
いや、多分、それが期待値の差なのだろう。
たかだか私の子程度、とんびが鷹を生むとは思っていないのに、それでもこんなに期待して厳しくしつけてしまうわけだから、ご両親が優秀な場合はもう、大変なんだろうな。
女の子だから、というのも、実のところ大きく関与しているような気がする。
女の子は、賢くなければならない。けれどそれを自慢してはならない。
女の子は、婚家でうまくやっていくために知っておかなければならない掟がある。
女の子は、女の子は。
全部私が呪い、戦ってきた部分じゃないか。それをまた、私はP子に?
それは悪い連鎖なのか、因習なのか。あるいは良かれと思う伝統で、これもまた愛の形なのか。
ただ、好きでいる。
それだけなのに難しい。
ただ、愛している。
その表現はどんな形であれ、尊いとは思うのだけれど、そういいきれない苦味が残る。
いずれにしても、木曜日は忙しすぎる。すでに眠くて、時折船を漕ぐ。時間のあるときにちゃんと考える課題として、日記に残しておいた。うわあん、まとまらないよお。着地失敗。支離滅裂ですおやすみなさい。
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