2006年07月22日

こんな気持ちのバカンス

義父、体調不良らしい。
といっても、もともと「元気に植物状態」という感じだったので、「不良」のレベルが、金バッヂクラスというか、こう、もう、なんだか破格によくない。
そんなわけで、今週も来週も、相変わらず子どもがらみのスケジュールがぎっちり詰まっていたのだが、本日調整完了。急ぎ、下田に行って来る予定。
それでも、明日は子ども達にとって指折り数えたお楽しみ予定が入っている日なので、危篤というわけではないのだからと月曜日にまわす辺り、親不孝である。
そんなに緊急性はないのだ。
いや、ないのだと信じたいからないのか、実際に緊急性はないのか、義母の思いこみなのか、直感が働いているのか、客観的情報が得られないので、これはもう行っちゃった方が早い。状況がわからないまま、じっと結論を待つことに耐えられないの。
相方は仕事があるので、子連れでGO!!だ。
そんなわけで、車は、やめておこう。途中で温泉に寄りたくなっちゃってもいけないし、と笑って相方に言い訳しつつ、運転がすっかり怖くなっているんだけれども。

ところで、娘のこの夏一番の冒険は、月末出発の渡米である。
もちろん本人のたっての希望で、そのために彼女自身も準備を整え、親としては定期解約して5月に支払いをすませ、臨戦態勢。

そのP子に刺激され、自分もどうしても海外に行きたいのだとふてくされ続けたのが福助であった。
ことあるごとに「Pさんはいいなあ」と言い続けられて辟易とし、私自身、諸般の事情で煮え煮えに煮詰まってもいたから、打診した相方からOkがでるや否や、ほとんど衝動的にバンコク行きの格安航空券を二枚、電話で購入した。
その結果を受けて、小躍りする小僧。ここ2-3日は、大変ゴキゲンかつ紳士的に振る舞っていたのだった。

おじい悪化の報を受け、P子は続投するも、福助はキャンセルの方向で……と、昨晩、福助に言ってみる。
軌道修正、できっこないわな。大人の私だって苦渋の選択で、一気に全身蕁麻疹が出たもの。
久々のパニック寸前泣き。
いや、私じゃなく、福助が、ですよ。
さらに、勢いで暴言を吐いたため即座に訂正という方向で説教したら、もう福助自身が壊れてしまうんじゃないかと思うぐらい泣いて泣いて泣いてセニョリータ。あ、男だからセニョールか?
泣き落としには断固負けない強い私も、引きつけそうな勢いに思わず抱きしめつつ「わかった、わかった、気持ちはわかった」となだめ続けるハメに陥った。説教、効き過ぎか? これが「泣いた者勝ち」につながったらいけないから強面は崩さないまま、大人の事情を理解しろというのは無理だからなあと、心情的には福助サイドに立ちまくり。
そういうのをきっと、見透かされているんだろうなあ。福助は言葉に寄らない分、人の感情を無言でキャッチする能力に長けている。イルカか?
それにしても、この子にとって、母と二人のバンコク旅行というのは、例えばナカタにとってのワールドカップよりも強い欲求なんだろうか。……ええーっと、なぜ?  なぜ、そんなにも? (困惑)。

「キャンセルはあり得ないでしょ。今までだって何度もこういうことはあった。誰の命だって明日はどうなるかわからないんだからさ。心配したらきりがない」
と、相方は言う。
合理的な相方は、トラブルに対峙したとき、いつも冷静で有り難い。
その冷静さは時に私にも向けられるわけで、当然、冷たさを恨むこともある。
でも、一本筋が通っている以上、私に都合のいいときには歓迎して、私に都合の悪い時には薄情だと言うのでは、私自身の筋が曲がりすぎだろうと気づく。
世界は30歳を過ぎた辺りから、私中心には回らなくなるものなのだ。

かくして大変複雑な気持ちのまま、ホテルを予約した。
キャンセルにはペナルティが課せられる。
万一のときには、復路を捨てて、片道チケットを空港で購入してでも即座に帰ってくる。
この賭けには勝ちたいよなあ。負けたら、ものすごーく痛い。
もちろん、お財布的なことだけを言っているのではなくね。

おじい、頑張れ!


2006年07月22日 22:00
コメント

そうですね。
気持ちを込めて 行ってらっしゃい 気をつけて!

人の明日なんてわからないし ほんの 一瞬あとのことだって 確信できないもの! 
だから いつだって 覚悟をきめて 進んでいくのが 一番です。

Posted by: ひろぽん : 2006年07月23日 19:10
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