2012年01月08日

野望

いやー、寝た。
正月、寝太郎。すでに今年も一週間。相方の実家でもたっぷり寝た。
相方の家は全員インフルエンザに罹患しているというのに、インフルではないヨメが十時まで熟睡していた。
「ゆるゆるしよう」
という目標を立ててしまったので、ゆるゆるするために気合を入れて体調をコントロールしようとしてしまう。むしろ、気合を入れて体調に気を配らないぞ、とか、うっかり気持ちを込めてゆるゆるしろと言い聞かせていて、どっちにしても「〜すべきである」思想ではダメなんじゃんと思った。
昨日なんて初七日かというぐらい、寝た。
七草粥の七草セットを6日には買いながら、作りもせずに。

それでどうなったかというと、右上がりに咳が止まらなくなっている。
これは、右上がりというシロモノではなく、悪化の一途という気もするのだが、毎年恒例、季節性の喘息みたいなもんだから仕方ない。
一病息災だ。
命に別状がなければすべてオッケーだ。
ぼーっとしながら高校サッカーを見て号泣し、泣くとまた眠くなって・・・。
よくよく眠ると、ちゃんと夢を見るようになるのだということがわかった。久しぶりに夢を見るようになった。
初夢は、自転車で坂道をのぼって、小僧に試合に迎う夢。苦しいけれど、遠くには富士山。鷹と茄子はなかったけれど、生まれて初めて富士山の初夢を見た。いいなあ。書き初めは勢いに乗って、「全国制覇」と書いてみた。

夢はタダ。見るのも書くのも語るのも。

でも、中学生の娘ちゃんにはそろそろ可能性の発掘よりは限界が見えてきていて、「ぜぜぜ、全国制覇ですか・・・?」と引いている。適性も含めて、いよいよ大人として何で食っていくかを考える時期になり、身の丈の幸せを考えるようになってきた。
私立なので受験はない。これは思った以上に楽だったが、彼女はずーっと弓道三昧で、自己の記録と戦おうにも急降下は否めず、それでも冬休み中は楽しそうで・・・楽天家すぎる武道の人、ってのはどうなのよと、ちょっと思ったりもして。

まだサッカー一途だった小僧も、サンタが余計な3DSをもってきやがったおかげで、スタメンへの道は一段と遠くなった気がする。
新年早々、うちのチームのエースくんたちは、誰一人としてゲーム機を持っていないということに気づいて、あのままゲーム機バージンを保つべきだったのでは、と後悔しきり。いや、私のバージンではないので、私がとやかく語るべきものでもないけどもさ。ベンチで自分で考えろ。

ゆるゆるする、という野望をゆるゆると抱く。
頑張って、頑張って、「頑張らない」を実践しよう。
そのうち、頑張らなくても頑張らない私になっていくだろう。
睡眠時間がコンスタントに6時間以上あるだけで、怒りっぽさが半減することに気づいてびっくりする。

さて、今夜も早く寝ます。
明日は、高校サッカー選手権の決勝だ。小学生3000人は無料ご招待だそうですよ。
以前なら、少しでも「夢の国立へ」と言うようにリードしてしまった気がするが、そういうことって、ナショナルトレセン選手並のうーんと期待がかけられるお坊ちゃんだけに許されるスパルタンよね。苦笑
小僧はもう、好きに関わったらええ。
夢を諦めさせることまではしないし、もちろん彼の夢がプロサッカー選手ならば応援者として一緒に走り続けるけれど、現実を見ればみるほど、いろいろなことが見えてくるわ。
娘ちゃんは、最初から期待がないから、何をやっても大金星。
私はたっぷり眠って、いつもニコニコ、どんな成績でも上機嫌に見守りたいわ。


2012年01月08日 20:32