2011年11月11日

無実のナムルさん

韓国ドラマのタイトルのようだが、そうではない。

「あのナムルは絶対に腐っていた!」
と、腹に力が入らない相方がトイレから出てくる。
同じ物を食べた私は全然平気なんだけど、そういえばちょっと気持ち悪いのがそれかしら。
「そうだ、きっとそうだ。捨てろ」
最近めっきり健康な相方ではあるが、もともと我が家で唯一「炭鉱のカナリアちゃん」である。賞味期限との戦いが始まると、彼が最初に腹を壊すのだ。
まだ食べられる気がするナムルではあるが、腐っていると断言された段階で、汚染された感が漂う。言霊とはかくも恐ろしいのだが、その言霊を退散させるだけの細菌発見キットももっていない。
少しだけ残っていたナムルに未練はあったが、ここは潔く捨てる。

ところが、ナムルには手をつけていなかった小僧なのに、昨日、下痢をしていたことが発覚。
しかも同時期、娘は学校で下痢でトイレと保健室に駆け込んだといい、就寝前には嘔吐までした。ナムルは食べていないが、今日は欠席している。
なんだろう、この鈴木さんち一家総出のカタストロフは。
しかし、私のこのディスパレードなまでの元気さは。
と、屈強な腸内環境を誇っていた私にも、今、激しい下痢が襲ってきた。そういえば、娘と小僧と同じ、くしゃみがでている。

眠い。とてつもなく眠い。
これを書き終えたら、レポートに入る前に少し、横になろうと思う。今まで疲れると「甲状腺のせいでは?」などと思ってきたが、昨日病院に結果を聞きに行き、「良性腫瘤と、でっかいのう胞」とわかったので、甲状腺は問題なく働いているものとする。
ああ、全くどこまでも健康な私。
とすると、この眠気は・・・やはり風邪なのかな。

ナムルは腐っていなかった。いわば、無実であった。
この症状が、捨てられたナムルさんの呪いではありませんように。

2011年11月11日 13:56