2011年10月06日

今日は死ぬまでの日への、始まりの日。

ご近所の大学病院に行ってきた。

最近の大学病院は、サービスがよい。
でも、待って待って診療が短いことと、検査は予約しても待たされることと、お会計もうんと待たされることと、金額が高いことは、これ以上、改善されようがないみたいだな。
いや、昔に比べれば、ずいぶん改善されているんだろう。
医療従事者はトレーニングされていて、それだけで十分快適な空間にしてくれているので、まるまるOKっていう気になるよ。

検査をしてきた。
診断結果とそのあとの展開は11月。
ぼんやりした若い先生に「それで、その後自覚症状は?」と聞かれ、「未だ全くないです。ただ、別件の画像に変なもんが映りこんじゃったので来ただけですから」とついうっかり見栄を張った結果が、来月の次回予約につながった気がする。
しかし、そこまで待たせても全然大丈夫というほど、とりあえず緊急性はないってことなんだろうと思う。

検査技師さんがあまりに丁寧に、えらく時間をかけて検査してくれたので、ほんの少し不安な気持ちで帰宅したら、ほどなく帰宅した小僧が友達を連れてくるという。
いいよ、いいよ。掃除も片付けもしていないけど、まいぺんらい。
どうせ男児は、部屋のホコリなんか見ちゃいないしな。

私はこの間、別の部屋でたまったメールの返信と、小僧のサッカーソックスの穴あきをつくろって、それから夕飯の準備にとりかかろう。
専業主婦というのは実に尊い。家族への無償の献身が仕事なんだもの。
今日は待ち時間に一冊本が読めちゃったから、このあとは平和な主婦業に専念しよう。
もちろん家事は下手だから大嫌いで、いつもはなんとなく憂鬱なんだけど、「病気かもしれない」時間を過ごすと、なんでもない日常から幸せがじんわり染み出してくるようだなあ。

キッチンのまな板置きにはいつもipad。私の最も手放せない「ドラえもんのポケット」のおかげで、主婦業も豊かなり。
スティーブ・ジョブズのご冥福を祈りながら、限りある時間を意識して過ごそう。

2011年10月06日 16:25