2010年11月23日

毛筆で書く

なんて時間なのぉぉぉぉ!!
明日朝、早いのに。

実は、お友達に看板を頼まれた。
別に普通に事務的な文字を書くのは何でもないので安請け合いしたのだったけれど、指定が行書だったため、どうもバランスがうまく取れない。たいていは鉛筆で軽く中心線を引いたら一発書きなのだが、あずかっていた模造紙5枚を全部使いきっても、なんだか納得がいかない。
ちょっと半切を取り出してそこに書いてみる。
と、やはり模造紙なんかとはぜんぜん違う、いいカスレやニジミがあって、たいしてうまくもない字がちゃんと抜群に上手に見える。高い紙は重要。筆よりも墨よりも、私にはずっと重要。
で、面白くなっちゃって久々にでっかい字を書きまくってしまったら、こんな時間に。
大きな作品を書くのはものすごく久しぶりだった。こんな大きな図体をして、私は仮名文字の方が得意なもので。
しまったなああああ!!
書道って、やっぱり楽しいじゃないの。これは、きっと時々教えに行く生徒さんたちが実に楽しそうに字を書くことから学んだことだと思う。
自由に書きなさい。
好きなモノを、好きなだけ。
無心で子どもたちが作品に取り組んでいくのを指導していると、本当に素敵な発見がいくつもあるのだ。
あああ、さらにしまったああああ!!
ついうっかり四字熟語とか変な言葉とかを無心に書いていたら、半切が終わっちゃった。
終了。……って、肝心の看板を半切バージョンで書き上げていないんじゃん!

明日、半切を買いに行く時間がないなあ。
ここらへんの文房具屋さんでは、いい紙は扱っていなさそう。
吉祥寺のユザワヤが閉まっているのが痛手だわ。

母ヨシコに無理やりやらされていた書道は本当に嫌いだったけど、私はかわいい生徒さんたちに呪縛を解いてもらった気がする。
いやいやなものを教えるのは絶対にイヤだったから、基礎に忠実なお習字ではなく、ゆう子先生メソッドでアートの時間にしちゃってるんだけど。
そういえば子どもの頃も、コンクールに出す作品作りとかは夢中になって何十枚も書いたよなあ。あれはあれで、納得いくまで書きこむ感じが、楽しかったことを、ホント何十年ぶりで、思い出した。

姿勢を考えると、大書するのは多分あまり頚椎によくなさそうだけど、でもこれだけ楽しかったからまあいいんじゃないかなあ。
っていうか、後片付けして、寝よう!!一刻も早く。
ああ、もー、何やってるんだろうー。遊びすぎちゃったよ〜。

2010年11月23日 02:17