2010年10月03日

中学の文化祭

サッカーの強さで知られる私立校の文化祭があるというので、サッカースクールの友達を誘って遊びに行ってみた。
ひょっとして、素晴らしい設備と先輩方を見て、ヤル気になっくれたらちょっといいかも!という下心満載で。お友達と一緒に「ここを目指そう!」なんて勘違いしてくれたら、とてもいい。
文化祭なので、文化的なあれこれがたくさんある。
ところが、小僧はサッカー部のミニサッカー大会にエントリーし、そこでお兄さんたちとガチでサッカーを堪能して、卓球とバスケを見て、もう一度サッカーをやって、文化祭が終わったのだった。
勉強とか、文化とか、校風とか、全く興味ないわけね。とほほ。

「すごくいい環境だし……面白かったけど……多分、ここでサッカーはやらないな」
結論、早っ!!
あんなにサッカー部の先輩方に遊んでいただいたのに!
たくさん頑張らないととうてい入れていただけない文武両道の私立なので、それはそれで身の程を知るというか、分相応なんだけどさ。
「頑張って、セレクション受かるからさー。サッカーはそっちでやるから。中学は行くならPさんの学校の方がいい。制服もないし、みんな浮かれてるし、楽しそうだから」
……確かに、みんな浮かれてます。
男女、子犬のように仲がいい。しかも、いまどきの子どもたちなのになんか熱い魂やら無謀な夢を持っていたりする。体温や、命を掛ける場所が、多分、偏差値の高い学校のお嬢様お坊ちゃまとは、まるで異なる気がするわ。そこの生徒さん、みんな真面目で賢そうなんだもの!!交配不可なぐらい、別物の中学生に見えた。
小僧、本能的な勘だけは優れているので、多分それが「自分向き」だと感じたのだろう。
カニは自分の形に似せて巣穴を掘るというしな。
向き不向き、あるよな。
……ああ、その高嶺の花大学付属中学(仮名)は、本当にいい設備なんだけどなああああ。夢見る前に夢が潰えた。残念。


2010年10月03日 18:48