2009年09月08日

勤労学友を想う。

9時半につくように家を出て、14時半に家に戻る。
コーヒーを飲んで、メールを打って、すぐに出かける。今度は電車だ。
18時に帰宅して、ごはんを作る。突然のお呼び出しがあり、ごはんをかっこんで、20時には恵比寿にいた。
石井成城のチーズケーキを買った。無性に、子どもたちの喜ぶ顔が見たい。
家に一番近いコンビニで、大好きなkirin無濾過を見つけて、260円を奮発する。ふだんは「その他の雑酒」だが、がんばった今日はちょっといいビール。

日本の典型的なお父さんと同じような時間の過ごし方をしたかなと思う。
帰宅後にはテレビを見るぐらいしかリラックスの方法がないことに気づく。
頭の中が飽和状態で、誰とも口をきけない。
録画していた「サッカー天皇杯への道」か何かを見ながら、うたた寝。

サラリーマンのお父さんお母さんたちは、さらに今日の私よりずっとハードな動線で、ずっとハードな仕事内容だと思う。
若い頃には感じなかった疲れも襲う。
勤め人って、大変だよな……。改めて、お疲れ様です。

風呂につかりながら、スクーリングで会う勤労学生、老若男女の皆さんは、こんな状態から教科書を読んで、レポートを書いているんだなと思う。
通信教育にスクーリングはいらないだろうと、時間のやりくりが出来ないときには苛立ちもしたが、学生同志の話し合いから学べるものは実に多い。

私は、当たり前の整理整頓が出来なくて苦悩し、たかだかごはんを作るのが苦痛だと愚痴をこぼし、洗濯物をたたんだまま、洋服ダンスに入れていない。やりたいボランティアを力いっぱい引き受けて、ただもう夢中で過ごして、疲れたら横になり、教科書を広げたまま五行で眠ってしまう。

気楽過ぎるんじゃないかなあ。
許しすぎなんじゃないかなあ。
誰からも叱られない年になったけど、だらしない。
学友は、がんばっているのにさ。

現役でいられる時間はあと20年。
うまく永らえても、その後10年。
それ以降の、突然病気が増えていく後期高齢者になると、「脳血管性疾患も含めての認知症での寝たきりは二人に一人」だ。
自分だけはPPK、ピンピンコロリと死にたいと願っても、その半数は寝たきりになる現実を知って怖くなる。50パーセントの確率といえば、じゃんけんには勝ったり負けたりする私だけに、私だけはそんなことにならないと言い切れるほど、楽観的にもなれない。
ご迷惑をかけるかもしれないなら、せめてそれまで、今、動けるうちに、自分にできることをしておきたいと思う。
許してもらうのは、壊れちゃってから。いやおうなく、だらしなくなってから。
今は、がんばれ、私。
歳いってから福祉を学ぶと、ひとつひとつが臨場感を持って迫ってくる。これもまたお楽しみのひとつとしてはじめたことなんだから、大事に楽しもう。


2009年09月08日 08:42