2009年09月04日

隠喩じゃないよ

どうもしっくりこない。
リビングでご飯を食べることが。

教会建て替えのときに頂いてきた、大正だか昭和のはじめの、よく言えば本物のアンティーク、悪く言えば頑丈でただもう古いだけの、でっかいベンチがリビングにおいてあるのだが、それと、ダイニングテーブルが、どうにも合わないのだ。
なんだろうかこの違和感。
相方がバブルな頃に買っておいた、とんでもなくお高い、カフェテーブルのでっかいのみたいなダイニングテーブルは、ヨーロッパの雰囲気。そのお値段が惜しくて、一生使い続けるつもりで、子供用に同シリーズで椅子も買い足した。
別々のところにおいてある限り、よかったのだ。
質実剛健な私の椅子と、荘厳華麗な相方の椅子が、同じ部屋でひしめき合うと、相性が合わないというか、うるさくなる。
狭いことは我慢ができる。でも、このちぐはぐさはどうよ。
こういう場合、どうしたらいいのだ。センスのない私にはわからない!!
⇒yuko@misokichi.comアイディア大募集。

みんなの幸せのために、すごすごと寝室に撤退するか。
革命を遂行し、台所の横に侵略して、私の独立を勝ち取るべきなのか。

うーん、15年の積み重ねって、偉大だなあ。
食事する場所をひとつ変えるだけで、こんなに違和感があるんだもんなあ。この違和感に関して言えば、デザインのうるささだけの話ではないようにも思う。
何気ない習慣って、歳をとると変えにくいのは知っていたが、自分だけは例外だと思っていた。流されず、フレキシブルであり続けることが信条だったのに、意外だったなあ。

とすると、これは私の自分の中の因習との戦いなのかもしれない。
趣味だった模様替えをやめて久しい自分への、回帰なのかも!!
と、いちいち鼓舞しなくちゃピクリとも動かないあたりが、中年。
いろんなものが、動かなくなっている。
まずは、固める前に、あと数日、リビングでごはんを試してみよう。
それであんまりにも銅線に無理があったり、違和感が消えなかったりしたら、元に戻そう。
来週本格始動。
それまでは、教科書を紙袋に詰めて、寝室とキッチンをうろうろ行ったりきたりしながらレポートを書くのだ。
家庭内ホームレス状態。いっそ、小僧の部屋にあるテントの中で生活してみようかしら!

2009年09月04日 01:20