2009年07月09日

テレパシー(追記)

昨日からてるてる坊主を作って楽しみにしていたプールの日。
小僧は、プールカードをテーブルに置いていった。
これがないとはれないんだよなー。どうするかなー。と思っていた矢先、学校から電話が。
担任の先生だった。
「福助君、プールカードを忘れたみたいで。それで、おかあさんに届けとずーっとテレパシーを送り続けているんですが、もし出来ましたらお届けいただけないでしょうか」
なんというか、へなへな笑うわ。
そんなことで授業にならないとは。
バカ者だなあ。

ぎりぎりまで困らせないと薬にならないので待っているのだが、でも、ずーっとテレパシー送っていたとしたら、授業中、迷惑な話でもある。
届けてしまったら、それでトンデモ系に走られても困るのだが、このまま電話を頂いたのにお届けしなかったら、泣くだろうなあ。

娘の時には敢えて届けなかった。
それでも忘れ物は全く治らない。
……お届けに行ってきます。

……それからしばらくして……

今帰宅したんですがね。
私はあんなに歓迎されたことは生まれて初めてですよ。
やつのクラスメイトって、どれだけいい子なんだよ!感涙。

プールの格好に着替えてみんながプールに向かうとき、私をみつけた一人の女子が、
「きゃー、福助ママだーっっっ」
と叫ぶ。「ほんとだー、福助ママ、ありがとーっっっ」「やったー、きたーっっっ」「うわわわわ、うわわわわ」「すっごーい、きた、奇跡がきた」「きゃあああああ」って、これはジャニーズのコンサートですか。
男子の部屋に伝令が走ったのだろう、今度は男子がわらわらと教室から出てきて私を取り囲み、いかに自分たちが祈っていたかを力説する子、もう奇跡は起こらないと全員で泣きそうになっていたこと、それでも祈るのをやめなかった俺たち、みたいな話を聖徳太子になって聞きました。
「よかったなー、福助!」「うれいしなうれしいな」「一緒に入れるね!」と、着替えを手伝おうとする子、なんだか廊下を走り回る子、まだ説明を続ける子。蜂の巣をつついたって、こんな感じ。
遠くから駆け戻ってきて「福助ママありがとーっっっ」とわざわざ手を振る女子、しょんべんもらした後みたいな顔している、涙目の福助。

福助は、またしても凄くいい担任に恵まれ、すごくいいクラスメイトに恵まれ、幸せ者だよな。
ありがとう、みんな。
福助ママは、みんなのおかげで、すっげぇ幸せです。


2009年07月09日 10:03