2009年05月19日

先輩母=頓服 説

育児でちょっと、迷う問題があった。
思い切って、先輩母に、メールで相談してみた。

背骨のしっかりした女性に会うと、安心する。
ああ、私も彼女のようにしっかりした足腰で大地に根ざすのだ。ガッツポーズ!
と、思う。
自分の足元が揺らいだときに、即座に「喝!」を入れてくれる人がいるのといないのとでは、もうそりゃ酸素ボンベ背負ってフル装備でダイビングするのと、旧式の水中眼鏡で素もぐりするほどの違いがある。
視界が開けて、楽な呼吸で、今まで見えなかった豊かなものが見えてくる。

フットワーク軽く、彼女は現れた。
そして、参考書を貸してくれて、話をきいてくれて、アドバイスくれて、そんな形で毒抜きをしてくれた。
で、話し終わると、こっちの憑き物が取れたみたいになっていた。
あの状態で、ツボでも鍋でも「幸せになるから!」と売りつけられたら、喜んで買うと思うほどに、すごいほぐれ方だった。
売りつけない人でよかった。

子育て中の迷える母親に必要なのは、経験豊富な先輩母だ。
「通ってきた道」の解説は、頼もしい。
経験値が高い母というのは、地域の宝だ。

子育ての問題で苦しいときには、フィールドの違う、母親ではない女友達と会うようにしてきた。
彼女たちのアドバイスが有難いのは、ものごとを客観的に見られることだ。
私の中の母親以外の可能性を刺激してくれて、視野狭窄になっている私自身が、別の観点からものを考えられるように導いてくれる。
尊敬する、働く女友達は私の財産だ。

でも、今回発見だったのは、経験値の高い先輩母は、なんたってダイレクトに答えを持っていることだった。
頓服として、俄然効果的だった。
相談できてよかった。
ああ、私もちゃんと経験値を高くして、こんな人になっていきたいよ。と、震えた。
ハードルは高いが、骨折しない程度にがんばろうという、やる気まで、もらって、おかん仕事、益々がんばるよ。

2009年05月19日 08:39