2009年05月11日

2009母の日

娘ちゃんがね、骨を折ってくれました。
あ、いや鎖骨を折っているのに、一生懸命カレーを作ってくれたという。
去年のプレゼントは、「これ、どうしろと?」という、猿の植木鉢。
それも頭蓋骨を、脳みそすするときみたいに横に切ってあって、その顔のに土を入れて、造花のカーネーションを立ててあるという、とほほな贈り物でしたから、この一年の成長は著しいといえましょう。

小学校ではカレーを作るイベントが多いので、当然作り方もよくご存知という前提で任せたのですが、なんと「にんじん係り」という、にんじんしか切ったことがないスペシャリストだったことが判明。
公立の学校はジェネラリストを育てるところだと勝手に思っていたのですが、人は学びたいように学んでいくものなのだなあと、改めて実感しました。
お父さんが手を貸さざるを得なくなったカレー作り、小僧はユニフォーム姿で行き倒れており、疲労困憊の爆睡中。その横で、落語なんか見ながら、私は「母の日」を満喫していました。

カレーは抜群においしくて、何より気持ちが嬉しくて、一口食べて泣いてしまいましたよ。
「おいしーよぉぉぉぉ」
というと、小僧がびっくりして、
「おかあさん、おいしいもの食べると泣くの?」
と不思議そうに。そうだよ、おいしいものを食べると泣くんだよ。
「えー。おもしろーい。でも別に普通だよ、このカレー」
うるさいよ、お前は。寝ているばっかりで、ねえちゃんの悪戦苦闘を知らないくせに。

と、その日、彼は彼でがんばったのに、あんまりな言われようで。

サッカー大会で優勝した小僧の活躍ビデオを見ながらの夕食になりました。
そう、小僧は今日、母の日ゴールを決める約束だったんです。
撃ちました。5本。
全部、はずしました。
でも、チームメイトのがんばりで、優勝したのだから、結果オーライだ。
決勝戦ではキーパーを志願して、優勝するんだという気迫のセービング、PK戦を制しての勝利だったので、まあまあの活躍です。
乾杯のシャンペンが注がれたとき、
「オレは、母の日どうしよう」
というので、
「この優勝でいいよ。今日の試合は、おかんにささげられたものなんでしょ?」
と言ったところ、「えー。じゃあ、そういうことで。でも、やってるときは、母の日、全く忘れてたー!」と抜かしやがっていました。
「まあ、いいよね。勝ったんだし。それじゃ、おかあさん、おめでとう!」
……いや、おめでたいのはお前の頭だから。
ま、そんなもんだ。
いいんですよ、二人とも元気でいてくれりゃ。それが一番の贈り物です。

2009年05月11日 14:30