2009年01月12日

成人おめでとう。

成人の日、おめでとう。

大人の自覚を口にするニュースで新成人を見ていると、なんだかこっちまでうれしくなります。
不安な要素はたくさんあっても、がんばってがんばってがんばって、生きてほしいと思います。
今から今までの分を折り返しても、40歳。
平成生まれのあなたたち。
ああ、成人って若くていいなあと、40もとっくにすぎた私は、当たり前のことに感動します。
ここからの20年のほうが、今までの20年よりもきっと、精神的には大きく成長します。体の大きさも体力もそんなに変わらないのにね。(まれに私のように15キロ増もあるけれどね)。
つらくてもくるしくても悲しくても、その対処はずっと楽になる。
嬉しかったり楽しかったり、その喜びを大きくする方法がわかってくる。
年をとるって、すごく素敵なことなんです。そんなこといってたおばちゃんがいたなあと時々思い出しながら、成人式からこっち、自分の心の成長を楽しんでほしいと思います。

私は成人式には出ず、仕事をしていました。私にとっての晴れ姿は、自立して仕事をしていることでした。
親族からも誰からも祝ってもらうことはなかったですが、インタビューをいくつか終えて、その日の夜遅く、一人で少しだけ贅沢な食事をしました。食うにも困るような駆け出しのライターでしたけれど、自分で決めた道を歩いていることを、誇らしく思いました。誰にも気を使わず、一人で着たいものを着、少し無理をすれば食べたいものを食べられる、その自由こそが晴れがましい勲章で、私には忘れがたい思い出です。

どんな生き方も、正解だと思います。
自分の流儀で、生きていってください。
それが大人だということなんだと、私は思います。

あなたたちが社会の中堅にいる頃、わたしはもう老人になってます。
でも、堅実で、誠実で、合理的で、冷静な、あなたたちの世代を、青春バブル世代の私は頼もしく思っています。だからこそ、期待も大きいです。大いに活躍してください。そんなあなたたちから、ぜひ、たくさん学びたいと思います。

おめでとう。

2009年01月12日 11:32