2008年07月08日

めちゃくちゃな、

朝、起きたら、相方が台所でビールを飲んでいた。
晴れがましい顔で。
髪の毛なんか、伸び放題。
無罪放免、とりあえず長いこと抱えていた仕事が、一段落したらしい。
朝からビールを飲んでいると言うのは傍から見るとアレだが、寝ていない彼にとってはまだ深夜なのだった。そして、これからのんびり朝風呂に入るわけだ。
そりゃもう、堂々とおはらしょーすけさん。

昨日、わけあって初対面の女性と待ち合わせて、一緒にランチを食べたのだが、この笑顔が抜群にかわいい女性が、あんまりにもかわいいので、何とか笑わせたくなっちゃって、久しぶりに燃えた。
次に生まれ変わるなら、彼女みたいな人に生まれたいと思うほどかわいい人で、そういうかわいい人と知り合えるとバイセクシャルじゃないのにうれしくなっちゃって、それは多分、合コンの若い男子がお目当ての女の子に対して話す勢いで、もう滑稽モード全開、エネルギー充填120パーセントだったと思う。……宇宙船艦ヤマトかよ。
で、ひとしきりもりあがったあと、
「ああ、やっぱり! そういう仕事の人だと思ったー」
と言われる。
確かに、40代のおばちゃん、初対面の主婦同士となれば、普通に話して終わりなのかもしれないが、私の場合、一目惚れスイッチが入ると身を乗り出してしまう。有名人でも、市井の人でも、仕事で会うのでもプライベートでも、全く等価値で、あれやこれやを探りたくなってしまう。
これは仕事で鍛えられたからなのかなと思ったり、いや、こんな性格だから、そういう仕事に就いたんだろうなと思ったり。

いいじゃん、個性!
ビバ、個性!そういう仕事の人だもの。
普通からはかけ離れた、変わり者と病気のボーダーにいるけど、全然困らないよ。
いやそれどころか、私はこんな自分が好き。
めぐりあった人が素敵だとものすごく幸せになっちゃうシステム搭載の自分が。

同業者のママ友達に、「私たちは外来種みたいなもの」といわれたのを思い出した。
ニホンザルのように見えても、台湾猿の尻尾は長い。一見普通のママに見えても、人格破綻者と言うか社会不適合者と言うか、朝からビールに違和感のない、そんな家庭を営んでいるのである。
私たちにとって普通の生活時間は、世間の常識ではないから、小学生を抱えると厳しい。
別の外来種友達なんか、母親業優先のために廃業した。廃業だよ、廃業。そして子どもも立派に育った過日、ちゃんと自著を上梓していた。メリハリ人生きわまれりである。素敵。
普段の過ごし方はもちろん、時間も、興味も、価値観も、世間の常識とはずれるし、表現の仕方も違うから、違和感がある人には違和感ありまくりかもしれない。
これを面白がってくれる人としか友達になれないという不具合はあるけれども、逆にいい踏み絵にもなっている気がした。
私の周りにいるのが、いつもとっても面白くて、とびきりいいヤツばかりなのは、この強烈な外来種の臭いがハードルになっているためだと思う。コノ臭イガOKノ人、ワタシ友達ネ!
私のことを苦手な人は、私に近づかないの法則。
そういう人に対して、私も一目惚れスイッチが入ることはないし、そういうのって案外うまくいってる気がするな。誰とでも仲良くできる人格者を見ていると、私は人としてはどうなの、と言う気もするけど、どうせもともとがヤクザというか、チンピラというか、そう、めちゃくちゃなんだもん。全うになんか、なれないよな。

全うになれない人、全うじゃなさそうな恋人や夫や子どもや親を持っている人、気にすることなんかないですよ〜!


とはいえ。
本日、怖い検査して、深刻な怖いものは見つからなかったのね。よかった。
みつかったのは、脳梗塞だけ。でも、まあ命に別状はなく。
今日から生活習慣を正そう。めちゃくちゃな生き方を正そう。きちんと生きていこう。とは、思ったのね。きちんと、ったって、まあ所詮、チンピラだけどね。
チンピラごぼう。
なんて連想して、きんぴら、作ったりするんだよ。健康的だね。

2008年07月08日 09:01