2008年05月26日

お誕生日おめでとう福助

昨日まで37度7分をマークしていた福助ですが、今日は自分で
♪ハッピースディ、俺〜。
と歌いながら起き、気合入れて、元気に学校に行きました。
んー、あんまり元気でもないのかな。ちょっと肩で息していた気もする。
でも、多少の病気なら気のせいだよ、大丈夫よ、と言っておくのが元気の秘訣。
病は気から、なのだ。

私など、幼少期にちょっと病気をしたばっかりに、18才まで生きないかもしれないという前提で過保護に過保護に薬漬けで育てられたので、未だにたいそう風邪を引きやすい。
こんな骨太なのに。
中学では、運動能力テストだけが全国レベルだったのに。
肺活量も座高も握力も、女子で学年1位だったのに。←自慢できねぇよ、女としては。
どう考えても、つばの長い麦藁帽子かぶって、サングラスかけて、読書にまい進する小学生をやらされていたのは間違いだった気がする。
きっと白いワンピース着て、サナトリウムで療養する少女に対する憧れが、母のイメージの中にあったに違いないわ。
んもー、母ヨシコ、アンパンマン顔が金太郎飴のようにスライドして出てきた私に対してそれは無理と思わなかったのかしら。全くもって、親ばかというか、おちゃめなのである。
このカラダを考えると、私の本当の天職は工事現場とか、警備員とか、ガテン系だった気がするのよね。
今でこそ相方が笑わせるせいで免疫力は大亢進。よく寝て、よく食べて、よく肥える。
崩しやすい体調とはうまく付き合いつつ、薬を飲まないでも半日寝れば治る!というところまで構築し治したから、私はもう大丈夫。へ、へーっくしゅっ、ちくしょーめっ!

そう、たいていのことは大丈夫。
心配しないで、案外、うまくいくものだよ。
ダメだったときには、いつだって母ちゃんがいるから。
そういって、小僧を送り出した。

大丈夫、大丈夫!と笑って送り出してくれる家族がいたら、私はきっともっと別の人生だった気がする。
大丈夫だと言ってもらうよりも、大丈夫かしらと親を気にしなければならない子どもは、早く大人になる分、その根幹が細いままだ。
そのもろさに蝕まれずに大人になれる強い人はいいけれど、私のように弱い精神力だと、思春期には登校拒否になったり、自律神経系の病気に逃げたりするようになると思うのだ。そして、それはとても苦しかった。
今の私を、私はとっても気に入ってるけど、この頑丈なくせにポンコツなカラダだけは、遺伝じゃなくて環境のせいにして、子ども達に受け継がせたくないと思う。
しっかり根を張って、しっかり幹を太くして、ゆっくりじっくり、強い者になってください。八歳の君。

おかんの仕事なんて、そんなに必死にやらなくてもいいと思ってる。
私は料理も掃除も洗濯もへたくそだし、縫い物もできないし、仕事も今は失業状態だ。
ただ、でーんと構えて、大丈夫だよと笑っていられることだけは自信があって、抱きしめるやわらかい肉ならたっぷり備わっているから、大丈夫だよ、何とかなるなんて、実に堂々と言えるのだ。
君が生まれてきて、おかんは強くなれたんだ。
君を守るために、おかんは存在しているんだ。後の仕事は、おまけみたいなもんだ。
……ってことはさ、
あと数年は、私自身、頑張らなくっちゃってことだな! なーに、大丈夫、大丈夫。

2008年05月26日 10:01