今日、明日と来客が続くので、気合をいれて掃除をしていたら、今日は全然お散歩が出来なかったのだった。
なので、リビングとダイニングの雑巾がけというものをしてみた。んー、多少の運動にはなるが、我が家が体育館程もあるならまだしも……。
せめて買い物は遠くのスーパーに行こうと思っていたのだが、小僧リクエストにより本日のおやつはフライドポテトだったため、揚げ油が残っている。
これを使わないのは惜しい、という主婦のせちがらさで、冷凍庫の奥深くに眠っていた海老フライをそのままフライパンにぶち込んだ。ソーセージをタコにして、揚げる。野菜炒めを作る。キャベツを刻む。思いっきり、ありあわせメシである。
コストは安いが、カロリーは高い。
さらに、私の揚げ物は、うまい。
なんたって下北沢の超美味しい店、SUNAGAのシェフ直伝の揚げ方なのだ。小僧は、私のフライドポテトが世界で一番カリッとしていると確信していて、今日は「さあ、皆でカリッとしようぜ」と、友だちを誘って帰ってきた。どういうコピーだ。
七時になって、夕食が始まったのだが、なんとなく全面的に敗北感が漂う。
小僧も私も、お客さんたちと過ごした時間はとても楽しかったので、そこに着目すれば今日は花丸なはずが、日課をこなせなかった悔恨が、なぜか私をお酒に走らせ、缶ビールを一本飲んでしまった。ゆるゆるでいいと決めていたはずなのに、完全主義が陥りがちな、とんだ転落人生である。
で、久しぶりに飲んでみてわかったことは、夕飯の時にうちでビール飲むと眠くてその後の夜のフリータイムが台無しになることと、運動して心地よくだるいのと、ビールで得られる心地よいだるさは、酷似しているのだということだった。
だったら消費カロリーが高くて、コストが安いほうがいい。
実験による発見はあったのだ。
成果はあったのだ。
今日はママ友とおしゃべりして実に愉快な楽しい日でもあったのだ。
そして、今日一日がダメだったからといって、明日からまたアル中への道に路線変更する必要はないのだ。ここが、ゆるゆるのみせどころである。
明日からまた歩けばいいし、明日からまた禁酒すればいいのだ。
ダメダメだって、いいのだ。
しかしまあ、世の中は政変だオイルショックだで大騒ぎなのに、揚げ油一杯から始まった、たかがこんなことで、主婦はもんどりうつのである。
それをばかげていると思うか、細部に宿った神に触れる瞬間(←こりゃまた大きく出たね)と思うかで、自分の中の「主婦の価値」がわかる気がした。
働いてお金をガッポリ儲けるのも豊かで素敵だが、無償の労働の中に機微を見出すのもまた豊かで素敵である。
どっちかだけに存在価値の比重が傾くのがきっと、何か間違いの素なんだ。多様だからこそ世の中はおもしろいと、私は思う。
では、アルコールのまわったぼんやり頭は、寝ます。おやすみなさい。
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