2007年09月28日

「プライドは捨てた!」

娘が公文(くもん)に行きたいという。
私の印象では、徹底的に計算だけを特訓する場所なので、そういうことが苦手な娘には合わないと判断していた。
得意なことだけ、伸ばせばよろしい。というのが鈴木さんち主義である。
くもんのレベルは自分のやる気次第。計算力が上がれば、小1だって高校生の問題を解かせてもらえるという点では大変に楽しそうだが、逆にいえば高校生でも小1の問題をやる子がいる、ということでもある。
娘の成績はおおむね良好、学校では多分「できる子」で通っている。
それが、今更くもん?
必要とは思えないと却下し続けていたが、なにやら娘は深刻だった。
計算がどうも苦手だが、自分でドリルをやり通すことができない。それならば大量の宿題をこなす形式のくもんはうってつけだ、私の弱点はケアレスミスにある、それをなんとかしたい。と懇願するので、そこまでいうなら少しやってみようかということになった。
最初に、学力テストをする。ここでスタートのクラスが決まる。
前回のくもん公開模試は成績優秀だったものの、計算に問題を抱えていると自覚するぐらいだから、まあ3、4年生あたりから始まるのかと思っていた。
娘、帰宅。涙をこらえている。
結果はかなり悲惨で、なんと小1の弟よりも下のレベルからだった。
……それは、泣くわ。母もな。
ものすごく簡単な、あまりに簡単な計算の宿題を大量に抱えてきたので、このまま学習に対する意欲がなくならないか懸念する。今ならやっぱりやめますといえるよ、この悲惨なレベルが公表されることも苦痛だろうし、別の学習塾に入ってしまうのも手だと、現実を闇に葬ろうとする母親に対し、きっぱり、いや、やるから。やりたいから。という娘。一気に駆け上がるから。とダメージがいつのまにか前のめりに。ばりばりこなす、足し算の宿題。小5が、月謝払って、足し算……。小1が掛け算やってる横で。ううううう。
だが、
「プライドは捨てた!」
と、娘さん、高らかに11歳の決意。ちょっと、かっこいいわ。
私のほうが実はショックが大きくて、そして娘さんに比べてものすごーくかっこ悪いんだわ。
そこそこ大丈夫と思っていた娘さんが、こんなにケアレスちゃんだった事実をつきつけられて、即座には認められず、とっさに事実を隠ぺい工作しようとしたことを恥じる。
今、娘さんにとって大事な、彼女自身が必要としている支援を、私のくだらない見栄で邪魔する権利はないのだ。
娘さん、見てみぬふりをするより現実と格闘すると決めた意気や、よし。
ということで、五年も半分をすぎ、みんなくもんから進学塾に移る頃になって、くもん入会決定。
人生、いつからだってやり直しがきく。子どもなんだから、まだまだ間に合う。基礎は大事だ、頑張れ、娘。

2007年09月28日 08:53
コメント

人生35を越えて、いまプライドを捨ててやり直しをしています。大人なんだけど、まだ間に合う。でももう間に合わないことがあるのもちょっとは知っている。でもあがき続けることを続けなければ、生きるという意味はない。
心の何か重要な部分を欠けてしまってはいるが、現実と格闘する。Pに負けないように。どうか、おじさんはPに励まされたと伝えてください。

で、ミクシから表の世界に打って出ることにしました。
読み物としておもしろいかどうか、御教鞭賜りたく候。

Posted by: pierre : 2007年09月29日 18:28
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