2007年05月28日

最近の福助について

福助が問題を作りました。
縦に「へてご」と書いてあり、これは国語のテストらしいと判明。
□の中に言葉を入れるらしい。お試しください。

<わるいうわさです>
1.イラスト有
にんげんは□□□□□□います。

わるい。

なんでわるい?

それは□□□から。

2.イラストあり
やめてといったら□□□よ。

3.それは□□□□だから。

私の正解は2の、やめてといったらやめるよ、だけでしたが、特大の花丸を頂きました。


<答え>
にんげんはふりまわしています。
わるい。
なんでわるい?
それはわるいから。
やめてといったらやめるよ。
それはわるい人だから。

……福助ワールドで100点を取るのは大変に難しいです。

最近福助は、チリコというカードを発行しました。よくはしらないが、広告には「べんでぃなカードです」とかかれていました。べんでぃとは、便利のことらしい。欧米か。
いろいろなメニューがかかれていて、マッサージ・足一本、足二本、など区分が大変にユニークです。で、全サービスを受けると382円しはらってくださいと書かれています。30万円たまる貯金箱は、いつまでまっても全然お金が増えない、どうしたらお金が増えるの!と半べそで聞くので、働け。と言ったら、こういう工夫をしたようです。
福助の部屋はチリコキャンペーン一色です。
まず広告を作る、という企画屋さん的発想が、自分の幼少期を見ているようで、いとおしいです。サッカーボールを蹴るかテレビを見るかしていなければ、最近はずっとペンを握りっぱなしです。
ただ、私にはこんなぶっ飛んだコピーは作れませんでした。言語療法が必要だった人の、ちょっと卑怯な脳の使い方は、こんなにも楽しい言葉を操るところに通じていたようで。
ただし、すらすらと文章は読むし、漢字すら苦痛にしないのに、意味はまったくわからないようで、くもんの文章題でいつも泣きが入ります。計算はやたら早いのに、難儀なことです。
「そういう脳の使い方」ということなんだろうなあ。
クラスでも、お調子者の福ちゃんは、爆笑王として君臨している模様。お友達は大好きで、今日もどこかにお出かけするよりはと、代休なのに学校に出かけていきました。世田谷には、新ボップという、登録すれば無条件で学童保育のようなサービスを受けられるシステムがあります。いつでもどこでもお友達と遊びたい福助には、実にありがたいシステムです。

さて、最近の福助を見ているとあまりに明るい自閉症なので、これを自閉症として喧伝していいのかどうか迷うことがあります。
IQの高い子どもの場合、よくいう言い方に、「知的障碍を伴わない発達障碍」というのがありますが、福助の場合も今はそういうことになります。そして、そこにカテゴライズされる分には、障害という言葉にビビることなく、大変に個性的な楽しいお子を授かったに過ぎない気がします。
検査した当初のIQは、福助君、実にボーダーでしたから知的障害の冠もくっつきましたし、変わり者加減も今の比ではなかったんですが、こういう差し足のあるケースもあります。大器晩成ってやつですね。
なので、もしも今、告知されて苦悩している方がいても、悲観は禁物よ。人間の、特に子どもの脳なんて、不可逆的なところから生還してくるぐらい、とんでもないことをやってのける可能性がある。
一般社会の国語で福助は決して100点を取れないままでしょうが、逆に、福助ワールドでは一般人が決して100点を取れないんです。基準がたまたま一般社会にありますが、見方を変えれば、なぁに、おあいこですよ。
そしてこういう基準から外れた子どもとがっぷりよつに組んで日々を送るうちに、IQなんかは実は関係なく、ちょっと変わった脳の使い方や発想や発言をする人たちってみんな、見方次第でものすごーく面白いし、ものすごーくかっこいいし、ものすごーくかわいらしいということに気づきます。私はその点で福助に視野を広げてもらいました。
唯一無二の我が子がいるだけで、とりあえず「もうけもん」です。我が家には、笑いの神様超天然版がいる。これは大変べんでぃなんです。


2007年05月28日 23:48