2006年10月25日

ハッピーハロウィーン!

今日、お弁当伝説がまたひとつ生まれた。
今日のお弁当はカロリーメイト、ゼリータイプ。お前はNASAか?
きっと年少組の子は意味などわからず、おかあさんに「ふくしゅけ君、10秒飯」なんて報告して、ああゆう子さんのことだから寝坊したのねきっと。と、思われているに違いない。
何しろ、私はP子に、フタをあけるとドーンとはるさめ一品という弁当を持って行かせて、偶然居合わせた他のおかあさんから「あれじゃP子ちゃん可哀想。茶色すぎ」とダメ出しをされた伝説の人なのである。
P子の時は純粋に喜ぶと思っての過ちだったが、今日の福助には正当な理由があった。

はしゃぐと子どもはジャンプしたがるものだ。
野生の血なのか、あれは? 
福助、昨日はお友達が遊びに来てくれて、大はしゃぎだった。そこにもってきて、母が今日は父不在だしと外食を提案したものだから、一人で興奮のどつぼに。
店先で子どもだけ車からおろし、母は駐車場、子ども達は三段跳びで階段を入り口めがけて上がっていった。
母、遅れて店に到着して驚いた。
福助、舌に穴が空き、血まみれになってんの。
はしゃいでジャンプして、会計の台で下あごをしたたかぶつけて、舌を噛んだのだという。
出血大サービス。でも、お店の人誰もケアしてくれず。そこにもかなり驚きつつ、たかが回転寿司ごときでこんなにはしゃいで、と、ちょっとふびんに思う。
でもまあ泣いていないし、本人も絶対に食べるというし、何より腹ぺこだったので、席に着いた。
福助、タオルを口に当て、さび抜き皿を積み上げるが、まったく血が引かない。
P子も私ももりもり食べて
「はしゃいじゃって失敗だったねぇ。ああ、せっかくだったのに残念だねぇ……あ、みなみまぐろがうまいよ」
なんてなことを話しながら皿を重ねる。
お店ではしゃぐことはやってはいけないことと言い聞かせてある。それを破ったのだから、自己責任だ。福助は流れる皿を睨みつつ、納豆巻きを特注した。
そろそろ母の腹が八分目になった頃、小僧、止血してヨダレに変わるも、まだいたくて水も飲めないという。
「寒い、寒いよ、おかあさん……」
福助だって、友達と力の限り遊んでいて、しかもそのあと片づけと掃除まできちんと手伝ったから、腹ぺこなのだ。あんまりにも可哀想なので、いや正直に言えば、P子と私のおなかもいっぱいになったので、帰ろうということになった。
福助の前に並んでいた福助の食べたかった寿司(主にマグロ)を土産にして、ひとまずソフトクリームを食べさせてみたが、痛くて食べられないことが判明。小鳥に餌をやるように、上向きにして喉に流し込むが、それでも痛いという。なんか重症みたいね。帰りに薬局に寄り、流動食をしこたま買い込んだ。
……高くついた回転寿司だなあと笑い飛ばして、買った流動食は車で、帰宅後に、はちみつと高カロリー液を流し込んだ。来週は試合がある。調整、間に合うんだろうか。この摂取カロリーでサッカーなんかしたら、小僧は虐待飢餓児童並の体になってしまう。

そして、今朝の朝ご飯も、お弁当も、流動食。
楽でいいかも……。こらこら。

幼稚園で午後、ハロウィンパーティーがあり、小僧も上手にtrick or treatなんて言って、お菓子をたくさんもらった。外国人が来て、なんだかとっても楽しかったらしく、こどもたちはやっぱりみんな興奮のあまり、ジャンプしつづけていたのだった。
帰って、ああ今夜もまた流動食かなあと思っていたら、小僧、こっそりハロウィンの菓子袋から菓子を取り出して、もさもさ喰っているではないか。
「え。もう食べられるの? 痛くないの?」
と聞いたら、バツの悪そうな顔で、
「痛いんだけど、おなか、すいちゃってさぁ……」
まあよかったよ。おなかがすいた方が痛みに勝つなら、それはそれで回復だ。treat and treat!
って、別に治療、何もしたわけでなく、自然治癒力だけどさ。
で、夕飯は、どんぶり飯にしたのだった。

それにしても、子どもっていうのはどうしてこう、興奮すると跳ねるのかね。

2006年10月25日 21:00
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