「X(てん)までとどけ」先行予約のワケ

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先週はウェブを更新する時間が取れなかったので、この記事がスルー状態になっていましたが、
マックファンで足掛け11年も連載していた「Xてんまでとどけがやっと単行本になることになりましたー!
わー、パチパチパチ。
関係者のみなさんありがとうございます。
今までも何度か単行本化の話はあったんですが、まあ、あけっ広げに言ってしまうと「そうそう売れないだろう」と。
5000部でればまだいいけど...、5千売れないんじゃね?
という懸念がありまして、なかなか紙の本を出せなかったわけです。

この連載は始まった時からフルデジタルですから、原盤も自分のPCに入ってます。じゃあ俺自分で出しちゃうよ。
という話もしていました。
電子版で自己出版するとしても、まあ1000部いけば上出来かな。という読みをしてたんですが、マニアックな本だしね。でも「限界集落(ギリギリ)温泉」が売れたでしょ。もしかして、こういうマニアックな本もいけるかもしれない。
と思っていたら、版元のマイナビさんからお話が来ました。

「電子版も同時に出すけれども、紙の予約をしてくれた人には、電子版もおまけでつけちゃう。
みそさんは前から「紙の本を買ってくれた人には電子もつけたい」って言ってたじゃないですか。そういう新しい企画でどうでしょう」

一発で気に入りました。
なかなか実現が難しかった「紙の本にデジタルがついてくる」という本が作りたかったので、この企画で行くことになりましたよ。
紙の本に電子版がついてくるのではありません。「先行予約」してくれた人に電子版が届くしくみです。必ず「予約が必要になります。そこをお忘れなく。
紙はいらない。デジタル版だけ欲しい。という人は、電子版1000円+消費税でどうぞ。
紙の本は1400円+消費税。
え? 高い?
うん、ごめん。俺もそう思う(笑)
でもあまり数の出ない本って高いんですよ。紙の本はすでに希少品なんです。
この「先行予約」は部数を決める役割も担ってます。
1万部刷ったはいいけれど、さっぱり売れず在庫の山。ということがないように、この予約数で刷り部数を把握しようという戦略です。
それでまあ1500部だったとしても、在庫を抱えなければなんとかなる。みたいな計算だろうと思います。
いや、大雑把にしか聞いてないからかなり想像ですけどね。今週、編集長と打ち合せするんで、その時にもっとこってりした話を聞いてみるつもりですが、
聞いちゃうと書けないからねっ(笑)

さあ、まだ予約をしてない信者はおらぬかな。1400円のお布施が高いなんてどんなしょぼい宗教だ。
あ、宗教なんですかここって。やばいなあ。ちんげ教って言うんですよ。上に書いてある英語は「チェンジ」じゃないんですよ。「ちんげ」ですよ。
嫁のやってるブログは「万華鏡」っていうんで、お暇な方はどうぞ。「まんげ」じゃなくて。


この電子版のフォーマットはなにか。EPUBなのかPDFか。はたまたAmazonフォーマットなのかiBookなのか。

わかりません。
これも聞いてみます。おそらくPDFじゃないかなーとは思うんですが、コピーガードもどうなのか。詳しくは連休明けの打ち合わせの後!