2011年06月23日

脱皮

笑いをとる。
うまくいったとき、人は何かが変わる。

小僧、大衆の面前での一発ギャグは「脱皮!」。
それらしく服を脱ぐという他愛のないものだが、ザリガニの脱皮の観察という共通の教養をもつ小五にとって、このストリップは革命的であった。爆笑につぐ、爆笑。そして、最後にパンツに手をかけ、「ちん○も脱皮」と言った瞬間、審査員長が呼吸困難になるほどのウケをとってしまった。
もちろん、もろちんになることはなく、そこで終了なのだが、小僧にとってそれは記念すべき一瞬だったようだ。
惜しむらくは、採点者によってシモネタにはマイナスを課すという結果だが、小僧はそれでも「何か」をつかんだようだった。

これが今後の生き方にどう影響するかはわからない。
だが、コレを機に、何かがはじけるといいと思う。
遺伝子には逆らえないということだなあと、話を聞きながら思った。
宴会前に、金色で福と書かれた赤いビキニパンツを仕込んでいく彼の父親。ジュリーそっくりにストリッパーを熱唱しながら、脱いでいくのは彼の鉄板ネタだ。
「魔女は血で飛ぶのだ」と、魔女の宅急便のキキは言ったが、「漢は血で脱ぐのだ」と、しみじみ思ったわ。

私が「お楽しみ会」の構成台本やら、出し物台本を好んで書き始めたのが、小五の時だったなあ。イベントを動かすのが大好きだと実感したのが、あの時期だ。
そしてお笑いに目覚めたのも五年の時だった。人前で発言するとき、くすっと笑わせると聞いてもらえるという奥義も五年で手に入れた。
四年で友達と雑誌を作り始め、編集長になったのは五年生の時だった。想えば、それは将来にちゃんとつながっていた。編集長にはなれなかったけどね。
この見事な脱ぎっぷりが、さて、どう将来につながるのだろう。

2011年06月23日 19:28