2011年02月08日

壊れている

娘、今日は学校を休ませました。
とんでもない咳き込みなので、周りの友だちにご迷惑だ!という、公序良俗を理由にして。
そうでもしないと、無理してでも行こうとするからな。
そんなにも楽しくて結構なことだけど、毎日フル稼働なので、休むこともまた大事なこと
ついでに魔窟の洋服怪人たちをやっつけるように申し渡しました。
ゾンビのように、床にひれ伏し、ところどころ盛り上がっておる。
……どうしてこうなるかなあ、と頭を抱えるけれども、豪放磊落なのかもしれないと思うことにしました。
病的なまでの欠落は、才能につながっているはずだ、と信じて。

小僧がまた家の鍵をなくしました。
これで四本目。
たいてい父親は家にいて、無理をすれば地下室の相方の仕事部屋から入れるものだから、鍵が必要だという感覚が無いのだと思います。相方の仕事場を通るたびにデコピンされても、全く響いていなかったね。
しかし、たびたび失くしてこられちゃたまったもんじゃなく。
というわけで、鍵を総とっかえ。
相方の地下室のドアは封鎖。
そして、小僧にはもう鍵を持たせないことにしました。私がいないときには、外で待たせる。私の都合があるときには、サッカーにすら行けなくなるが、それもまた仕方ないという方向で。
三月は大学なので、早朝出の、遅い帰宅です。
まず、朝七時半に小僧は外に出なければならない。帰宅は、姉の部活に合わせて、ずっと外で待つことになるでしょう。サッカーには間に合わない前提を自分でどう工夫するかしら。駐車場で着替えをするとか、面白い発想を期待しよう。
小僧が真剣に困って、困って困って、自分から鍵を持ちたいといい出すまで、持たせてはいけなかったんだと痛感しました。
鍵を与えるというのは、一家を預けるのと同じことだという自覚ナシに、大切だから失くすな、大切だから失くすなと言い聞かせたって、無理なのでした。
そこに気付けよ、オレ!
できないことは、やれーやれーと言ったところで、できない。やる気になったときに、やれるように支援。
いつもその体制でやってきたつもりが、いつの間にかハードルをうんとあげてしまっていたんだわ。

娘のクリスマスのプレゼントに買ったプチダイヤモンド付きプラチナの十字架ネックレスが、一月にすでになくなっています。
猫に小判、豚に真珠、娘にプラチナ.
そういうものは、本当に欲しいときに、自分で買えばいいんだよね。どこかでかわいらしい女子を想定していたけれど、なにぶんにも豪放磊落な彼女には、ネックレスを大切にする心は育たないんだと思います。忘れてはならないのです、次回優勝した暁には、お祝いに「巻き藁」がほしいといった女でした。百点記念には、うまいメシ!の人なのでした。美しいモノより、地道な鍛錬。
親の勝手なイメージの押し付けを学ぶ、いい授業料だったと思って諦めます。

みんなどこか、ちょっとだけ壊れている鈴木さんちのメンバーですから、普通の人が普通にできる事ができません。
だけどまあ、それはそれで。
それでもいいんだということで。
壊れているなりのいいところやら、特別な味わいも、ありましょう。
私だって不器用すぎて、できない事がいっぱいあります。責めない。人を責めないぞ。
自分に罪のない者だけが、石を投げなさい。と、自戒自戒。

ところで、相方も今、就寝中。
どうも風邪ウィルスが蔓延している鈴木家です。そういう流行ものだけは普通にもらってきています。

2011年02月08日 11:17