2010年10月12日

姪の結婚

姪が結婚式をするのだが、「司会やりたい!」と昔に話したことを覚えていてくれて、ちゃんと電話で打診があった。
うれしいなあ。
任せておけ!
感動の嵐を巻き起こすぜ!弟の結婚式の時のようになっ!! と一瞬思ったが、いやまあ、常識的には嫁いできた叔母なんかはおとなしくしておくほうがいい。
弟の時にはうちがご招待する側だったから無理もきいたし、多少のミスも涙の大団円で結果オーライだったけど、今度はご招待される側だし、もしも万一失敗したら笑って済ますわけにはいかない。
というわけで、大人の判断でご辞退申し上げたが、でも、そんな大事なことを託してもいいと思ってくれたことだけで、おばちゃん、大感激さ。

ちっちゃかった姪がなあ。
嫁いでいったとき、ただ黙って廊下の後ろからこっそり私をのぞいていて、
「お前は星飛雄馬のねえちゃんかよ」
とつっこませていただいた、あの五歳児が。ほっぺ、真っ赤で。
小学生時代のある一時期、彼女は宝石占いに凝っていて、ずーっとつきあわされた覚えがある。今でも8月の誕生石はペリドットだと覚えているぞ、私は。でも、ペリドットは未だ見たことがないけどな。
地味な中学時代を経て、高校時代、めきめきと頭角を表し、卓球は選抜、成績は優秀。相方の血筋は大器晩成なんだと、それは私の希望にもなった。
大学受験でうちに泊まりこんで、いろんな話をした。このとき、多分、初めて私は姪を一番年の若い親友だと思ったんだ。
若い彼女から学ぶことはたくさんあった。ペリドットじゃ間に合わない、ダイヤモンド級の収穫だ。っていうか、ペリドットって、どんなの?

そして、来年、大学卒業と共に、私と同じぐらいのデラックスな肉体で、花嫁衣裳を着るのだ。
若い分、それはゴージャスなバディでもあり、健康的で眩しくもある。
それがあんなことやこんなことをしているのである。
すごいなあ……。
炊事だとか、洗濯だとか、掃除だとかを。
若奥さまなのである。素晴らしいね!
彼女に子どもが生まれたら、どんな気持ちでその子を抱くのだろう。8月生まれの女の子だったら、でっかいペリドットを買ってあげよう。いやまだ、全くそんな気配はないんだろうが。

2010年10月12日 23:03