2010年04月03日

東方神起解散

東方神起が日本でも活動停止と聞いて、大ダメージを受けている。
最近、ちゃんとアルバムを聴いていたアーティストといえば東方神起だけなのだが、これは私の親友が「勝手に東方神起」(通称・かっとん)を定期的にメルマガ風に送ってくれて、DVDを貸し出ししてくれて、という、熱いロビー活動による。
彼らは声がよくて、歌がうまいので、聴いていて心地いい。
先日、親友からもらったガチャポンの「呪文」のCDジャケットマスコットは、私が最も聞き込んだアルバムで、うれしかった。
あいにく私はダンスには興味はないのだが、彼らの怪しい腰つきが、どれほど中年女を更年期障害から救い出し、活力源になっているだろうと思うと、厚生労働省は彼らを表彰してもいいぐらいだと思う。
かっとん推薦のYouTubeの彼らは、いつも子犬みたいにじゃれあっていて、それはそれはとてもかわいらしかった。
でも、金銭がらみで兄弟みたいな五人がバラバラにされてしまうのが、切なくてならない。
何より、彼らを失うトンペン=東方神起のファンたちの、支えのない状態が、不安でならない。
トンペンたちは、誰が好き、というのではなく、どうやらあの五人が五人で仲良しで、五人で幸せそうに歌い踊る姿を、全部ひっくるめて愛しているらしいからだ。
愛する人を失うという痛みは、肉親だろうと恋人だろうと……ファンという位置だろうと、変わらない気がする。私は愛する親友が受けるダメージが心配だ。私が父を亡くしたときに誰よりも心を傷めてくれた親友が、今、きっとすごい喪失感にあるだろうことが、心配でならない。
中年になれば抱えているものも大きい。
重くまつわりつくのは、脂肪だけではない。
その重苦しい現実を、一緒に抱えてくれるかのように癒してくれたあの歌声がなくなることは、きっと想像を絶する痛みだと思う。ただ、ひとつのグループが解散するというだけではない……もっと大きな指針としていた星や、命の羅針盤を失くすような感覚に近いと思う。

お父さんたちは、それをオーバーだと笑うかも知れないけどさ。
お父さんたちだけでは足りない、別の愛の形が、案外、中年女には必要なのかもしれないんだよなあ。

トンペンは、失う痛みの後に、まだ、そこに五人がいることに、どうか希望を見つけてくれますように。
ジュンスが、ユチョンが、ジェジュンが、ユンホが、チャンミンが、重なり合うハーモニーはなくても、ステキな歌声で癒してくれますように。
ソロシングルを同時にかけたら、ものすごいハーモニーが迫ってくるような、そんな仕掛けはどうかな、エイベックスさん。

2010年04月03日 21:13