2009年11月17日

週末はサッカー大会

週末はサッカー大会。
規模の大きなものでした。いやー、贔屓目で見ればうちの子はとっても上手な子だと思っていました。今回だって、学年いっこ上だしね。でも、贔屓目も何も、上には上が。とんでもない怪物がいっぱい。
それでも地域は限定されているわけで、確率的に考えたらこの中で天皇杯に出られる子が果たして何人いる? 多分プロ選手になれるのはひとりいるか、いないかなんだろうなあと思ったら、クラクラしました。
プロになった後、プロとして活躍する、となればさらに雲の上。
活躍し続ける、となれば大気圏外の話のようだ。中山ゴン選手にはがんばっていただきたい。
なるほど、夢を見て、それを実現させようと努力して、上に行けば行くほど、現実がわかっていくんだなあと思いました。戦う壁の高さがわからなければ努力のしようもないけれど、あまりにも高い壁が立ちはだかっているのも切ないです。
サッカーに関わって生きていけたら御の字だなあ。
あんなに好きなんだものなあ。

いつか、サッカーと同じぐらい、いやそれ以上に、好きなものが見つかるでしょうか。

はじめは遠慮していた一学年上のチームメイトでした。夏以降、上級生チームに帯同して、最初はお弁当を食べるのも別々。口もきかない。当然ピッチでパスもつながらない、叱られるばかり。
でも週末の試合はもうすっかり仲間で。
PK戦では先輩たちに抱きつかれて一緒に勝利を喜び合い、最後の試合では呼び捨てでお互いに声を掛け合い、終了後は全員ガッツポーズと笑顔でした。
小僧はベンチの先輩少年から肩をたたかれ、本当に嬉しそうにしていました。
またこの先輩少年がよくできた子で、終わったときにはもう声も出ないほど、ベンチで指示して応援していて、喜び方も尋常でなく、ああ全員で、本当に全員で戦い抜いたんだなあとしみじみ思いました。そうだよね、自分のチームだ。ベンチだろうがピッチだろうが、実はあんまり関係ない。一緒に戦うんだ!
サッカーはいいな。
選手も楽しいだろうけど、サポーターも同じぐらい楽しい。
本当に子どもたちの必死の攻防は、味方でも相手でも、どのプレイも素晴らしかったです。

サッカー以上に好きになれるものがなくてもいいや。ずっとサッカーが好きならいい。

だって、こんなに楽しい週末が、この先もずっと待っているんですから。私には日本代表戦より喜びの大きな、試合でした。
活躍しようとしまいと、プロになろうとなるまいと、サッカーがあるというだけで幸せなんだと、ベンチの先輩少年が教えてくれた気がします。ありがとね。

2009年11月17日 08:48