2008年12月12日

秋深し

ここのところへとへとになのに、そういうときに限って結構楽しいイベントがあったりして、例によって「うわー楽しい!」とエンジン全開にしては焦げ付かせて、パッタリ。みたいな日々が続いている。
ホルモン様には逆らえない。
気力で起き続けることができなくなった。
それでも日々のお楽しみは続き、ずーっとこんな風な毎日ならいいのになとどこかで思う。思いつつ、倒れこむ。
孤独好きの寂しがりやというのはたちが悪い気もするが、多かれ少なかれ、人にはそういうところがあるのだろう。
一人になりたがったり、人と遊んでいたかったり。
自分自身の中でめまぐるしく好みが変わるので、時々そういう自分に疲れてしまうけれど。
そして、やりたいことがありすぎるのに時間がなさすぎて、残り時間を考えて、多少焦ったりもするけれど。

先日、お習字をもうちょっと極めたくなっていろいろ調べていたら、学芸大に書道を学べる過程があった。そのほかにも結構あるある。最近はこんなにたくさん、書道を学べる大学があるのかとびっくり。
しかも他の学部に比べ、微妙に偏差値が低いところが好感度高し。その代わり書道の知識と技術がいるわけだ。文字書くアートに、一般教養はさど重要じゃないもんね。
お習字で大学。これは案外穴場かもしれない……。
しかし、手筋のいい息子は二度と筆を握らない絶筆宣言をしたし、残念ながら娘には才がない。
ここはひとつ、私が。と思って学費を見たら、国立なのに初年度60万弱。娘が私立に行き、息子がサッカーを続けるとなれば、逆さに振ったって出てこないや。
書道は自由に書ければ案外楽しい。
苦痛にならず筆を握れるようになってほしくて、たまにご近所や出張してお習字の先生をやっているのだが、子供たちから学ぶことがあまりにありすぎて、私自身が本格的に勉強したくなっている。この際、近所の子供を集めて、定期的に習字を教えるかなあ。ますます本業から遠ざかっていくなあ。
時間がないといいながら、そんなことを考えて悦に入ってる。

自分が二十歳の頃に思い描いていた自分とは、えらくかけ離れてしまったけれど、これもまた、私だから仕方ない。こんな落ち着かない年増ぶりだけは、なんとなく想像通りだった気もする。


2008年12月12日 09:13