2008年04月15日

少年時代

話の腰を折るのが得意技であった兄が、腰の骨を折って入院したらしい。
笑い事ではないのだが、痛がる兄の情景描写をする義理母の話があんまりにもおかしくて、なんかこう、電話を切った後は笑いつくしていっそすがすがしい気分。
兄、楽しい話題提供をありがとう。もとい、お大事に。

この語り部の息子であるから、相方もまた実に話が面白い。
ここのところ、なぜか毎日少年時代のエピソードで笑い転げている。これがまた次から次へと、よく飛び出す。しかし、私たちは15年一緒に暮らし、最初の一年はアジアで、その後の一年は無職で、ほとんどべったりしゃべってばかりいたのに、まだでるか、新作!
今日は蛙の卵を間違って飲み込んじゃった話だった。まさしく、胃の中のカワズだ‥‥。生卵という点では、ロッキーみたいだが、ずいぶんと格差がある。
「バーバー吉野」という映画は、ほぼ相方の少年記であった。写真に残る幼少期の相方は、かっちり「よしの刈り」である。なんかこういう輝く宝物みたいな少年時代を持っている相方に、私は軽く嫉妬するなあ。

小僧が大きくなって思い出すのはサッカーのことばっかりなんだろうか。
もじゃんぼ娘が大きくなったときの少女時代はどんな風景が刻まれているんだろうか。
私が若い頃一番好きな映画は「スタンドバイミー」だった。
大人になる前の、誰からも何からも拘束されない、自由な時間。世界は自分のためだけにあって、明日どんな楽しいことが訪れるのか、わくわくして仕方なかった時代。同時に抱いていたはずの不安。それを克服していく喜び。
子どもに楽しい子ども時代を送らせてあげるのが、私の仕事だ。子どもたちの出逢ったパートナーが、腹をよじらせるぐらいのすごいエピソード満載な、楽しい子ども時代を与えたいなあ。

2008年04月15日 14:35