2007年07月30日

教育

土用丑の日。
デパ地下では1850円で蒲焼きを売っていた。丼にすれば一人前の量。親子三人分で……ええーっと。
ちょっと迷って、夕飯は無添加自然食で知られる柿安のお弁当にする。
まあ、うなぎなんてもんはね、もともとこんな値段だった。うなぎを食べるのは特別な日だったもの。
「何で今日はこんなにうなぎが?」
と、不思議がるP子に、土用だからねと答えたら、
「うそ。今日、月曜じゃなかった?」
とベタなボケをかましていた。

嵐の中、出かけていった池袋演芸場は楽しい時間だった。
P子、初の寄席デビュー。白鳥師匠のネタにきゅーきゅー笑っており、喬太郎師匠以外にも腹を抱えて笑いつづけ。
帰りは興奮したのか、手がつけられないマシンガントーク炸裂だった。
しかし小5に、ちゃんと落ちのある話や笑いをとりに行く気のきいた展開を期待するのは到底無理というもので、きちんと話ができるようになるまで、あとどれぐらいかかるのだろうか。だんだん可愛い娘の四方山話というよりは、セミがションワションワ鳴いているのと変わらない感じになってくる。
思春期の男子って大変だな、こんなつまんない女子の話を、睾丸膨らませた勢いでちゃんときいてあげなきゃならないんだもんなと、ちょっと思った。
それとも男子はこういう話が好きなのかな。あるいは最初から、セミの鳴き声にしか聞こえていなくて、「鳴きやんだら交尾」とインプットされているのかなと、そんなことを考えながらP子の弾丸をスルーしていた。

それでも、セミを差し引いてもおつりがくるほど、とてもとても楽しかった。
P子とたっぷり過ごせたのも、いろいろと収穫があった。
まだ庇護されている内は、方便で子どもが合わせてくれているんだろうが、ひとまず同じ趣味というのは実にありがたいものだなあ。と、思う。

帰りの駅にジャニーズ系のポスターがあったので、これはなんていうグループ?ときいてみたら
「知らないよ、こんなの興味ないもん。ジャニーズより断然、落語家の方がかっこいいからね」
……何か、私はとても間違った教育をしているのではないか。コンサートより寄席がいい、というのはまだいい。でも、「落語家のほうがジャニーズ系よりかっこいい」というのは、やはり何か育て方を間違えている気がしてならない。
友だちに洒落で軽口を言ったことが、本当になりそうで怖い。
「それより、柳家一門をもっと知りたい。いいよね〜柳家」
と、本当に彼女の口から聞いて驚いた。※数日前の日記参照

鈴木家の人なんだよな、P子も。
並居るデパ地下のお弁当コーナーの中から、寄席に持っていくなら焼鯖寿司と生春巻き! と、迷いなく選ぶところなんか、子どもらしくないもんな。
そして、私はそんなへんてこなP子がとっても大好きなんだから、教育がひねくれるのは仕方ないのだ。
なんだっていいんだよ、P子はP子だ。
何か将来の望みがあるかときかれたら、ないと即答するね。私の子どもだもん、たいしたことはないのはわかってる。何も期待してない。
だけど、幸せがどういうことなのかだけは、ちゃんと教えるよ、これでも親だからさ。
「楽しく笑って、腹いっぱい」
私の価値観だけど、そこは譲らず、押し付ける。
そういう友だちと、そういう恋人と、そういう仲間やそういう家族をつくれるといい。そのために、頑張れという。
楽しく笑って、おなかいっぱい食べてりゃ、たいていのことは解決する。私の場合はね。
セミの鳴き声的マシンガントークから大人の女の武器として使えるトークに成長する過程、ちゃーんと笑って、楽しく過ごして、おなかいっぱいでいられるように、おかんも頑張って教育しよう。
ええーっと、そういう視点から見ても、落語は、実に、いい教材になるなぁ。また一緒に行こう、これも勉強だと都合のいい言い訳を見つけちゃったことだし。

2007年07月29日

夏休みらしくなってきた。

今、私にあるのは上達の可能性だけだ。
まさしく、確実に飛躍的に上昇するだろう技術を思うと、わくわくする。
本日の出来はどうあれ。
やれるだけのことはやった結果、失敗したところがあったって、それは仕方ない。
楽しかった。それが一番大事なことだと思う。ロナウジーニョもそういってる。

本日、お琴の浴衣ざらいの日でした。ロナウジーニョ、微妙に関係ないじゃんという突っ込みは真摯に受け止めつつ、身内しかいないからとお気軽に出演して課題が山積という有意義な発見がありました。一門が集まると午前中だけでは収まりきれないほどで、やはり姉弟子さんたちはお上手で。
……でも、浴衣着て、娘と一緒にお琴弾いて、楽しい一日だったので、よしとしよう。
P子のほうがすでにうまいっていうのが大変にしゃくだけど。でも下駄の上に画びょう置いたりはしないわ。
地道に練習したいと思います。

福助はサッカー部の合宿中。
楽しいんだろうなあ。これが終わって真っ黒坊主で帰ってくるときっと、いよいよ夏も本番になるなあ。明日は娘と二人っきりの最終日なので、一緒にお出かけの予定。
うれしいな。池袋だけど、うれしいな。池袋は元所沢市民のテリトリーだから、銀座ほど緊張しないで楽しめちゃうぞ。
夏休みは子供といっぱい遊べるからいい。きょうびの小学生って学校のある日は学校で忙しく、土日は習い事で忙しく、親と遊ぶ時間ってすごく少ないんだもの。

役員会の飲み会の話や、お琴特訓の話や、久しぶりにテニスした話や、選挙の話や、アジアカップの話や、お話したいことはたくさんあったのだけれど、それはまた別の機会に。


2007年07月26日

お疲れ様。

今日は大変忙しかったです。
お疲れ様でした、私。

そして、忙しい夏休みを送る皆様、夏休み返上で忙しい皆様、お疲れ様です。
ビールが美味しいのが、せめてもの救いですね。

……また、太った。
相方はぐんぐん痩せていくが、私はばんばん太っていく。
併せると目方は一定……エネルギー不変の法則ってこういうこと?

2007年07月25日

母と娘のお出かけ先は。

ばったり会ったママ友に、
「で、福ちゃんの合宿中、P子ちゃんと二人きりになるじゃない? ゆう子ちゃん、どこに出かけるの?」
と聞かれ、池袋演芸場に寄席を聞きに。と答えた。
下席、トリがきょんきょんだもの。P子のたってのリクエストなんだもの。
「えーっっっ。‥‥Pちゃん、そういう路線なの? そろそろお友達はジャニーズとかに夢中になり始める年じゃないの。なのにPちゃんは‥‥寄席なんだ」
にこにこ笑っているP子。なので、私がたたみかけてみた。
「やっぱ柳家、最高!みたいな。今はきょんきょんの追っかけだけどね、そのうち、きょんきょん以外の師匠も追っかけちゃったりしてね。きゃーっタッキー(はーと)って叫ぶ代わりに、よっ、待ってました黒門町。たっぷり!なんて声かけたりして。ああ、この噺! 師匠のこの噺は泣けるのよなんてお気に入りの噺もできて、ジュニアっていうか前座にも気に入った子が見つかったりして‥‥」

アニメおたくになれば腐女子と呼ばれるらしいが、落語おたくになった場合はなんと呼ばれるのだろうか。
コスプレは浴衣で。


2007年07月24日

殺戮現場

こんなものぐさな私なのに、こまめに世話を焼いているのがメダカの稚魚である。
絶滅したと思ったらどっこい生きてた睡蓮鉢に。
なので、その卵をいくつか取り、ベランダのペットボトルで孵化させ、餌を砕いて与えているのだ。
日々のお世話といっても、まあその程度で、気の向いたときに、時々カルキを抜いた水を換えてやるぐらい。実のところ、勝手に、みっちりと緑濃く繁栄を誇る藻が酸素を供給し、ミジンコが陽気に舞い、ぼうふらがピコピコ踊る、ちいさな世界が確立している。

二つの目玉しか目立たないところと、じっくり見ているとすごい勢いで尾びれ動かして必死で泳ぐ姿が、なんだかいとおしいのよね。

ところで、事件は、ベランダで起こった。
お友だちに房になった卵をあげたのだが孵化せずに終わったと聞き、明日会うからそれじゃあ今度は体調1センチぐらいになってる元気なヤツをもっていってあげようと思い立つ。
いいちこのお洒落瓶は、そのままいれて飾っておいてもいい感じ。体調1センチから、まだ孵化したての2ミリぐらいのまで10匹ばかりを瓶に入れ、ミジンコと藻も形ばかり入れて、落ち着くのを待った。
……そして、今、様子を見に行ったら、メダカが白く茹で上がっていた。今日の日の光は凶暴だということを、私は忘れていたわ。
ええーっと、正直、煮メダカの姿は、ちょっとショックでした。
私が間接的に殺してしまったわけで……。
隣に置いてあったペットボトルをカットした簡易水槽の方はこの日差しでも全然無事だ。時々ドブみたいな匂いがするくせに、そのドブくさい藻が、なんと熱を遮断し、メダカとミジンコを守っていたのだ。これらのことから得た教訓は……いろいろありそうなので、読んでいる方たちにおまかせします。


2007年07月23日

だらーん。

わー、P子、西京焼き好きなんだよなあ。
と思って、四枚買ったのが昨日の夜。
今朝、朝ごはんに焼こうかと思って、ああ、Pさんは合宿だったっけと思う。
今ごろ、楽しくやってるのかしら。
って、そういうことでなく。
ワタシの物忘れは43歳にしては、どうかしすぎているんじゃないかと不安になる。
だって昨日送っていったんですよ、合宿所に。
大丈夫なのか、ワタシの頭は?
冷蔵庫見ると、牛乳が5本並んでいる。娘もいないのにどうやってこんなに消費するんだ。買いすぎだ。いっぱい飲んでカルシウム摂取、骨粗しょう症防止!というにも程がある。

こう蒸し蒸ししていると、どうにも頭が煮えちゃってダメだねぇ。
振込みがあって経済的危機をやっと少し脱却。この一安心も、ぼーっとするのを助長している気がする。明日食べる米がないということがない、という安心感は、大きいなあ。……江戸時代?

夏休みだというのに、きっちり七時半に起きて、ほうっておけばこつこつくもんの宿題やって、昨日のことを絵日記にしたらと言ってみたら一人でさっさと書き下ろしていて、書き取りドリルも計算ドリルも、夏休みの学校からの課題はほぼ全部終わっている福助を見習いたい。
しゃきっとしていない親なのに、立派なご子息です。
しかし自由研究だけ、まだ決まっていないみたいだ。
さっき虫かご見たらバッタが脱皮していたので、機を逃さずそれを研究して見ては? と促してみたが、全然ダメだった。ワタシが大興奮しちゃったよ、初めて見たの、脱皮。すげぇ。きれい。
初めてといえば、今日、福助史上初の漫画「フラダンスを踊りたい人」を描いていたが、まさかそれを出すわけには……。
毎日コツコツやっているリフティングの上達というのは、自由研究として見せ方がわからないし。
低学年なんて自分ひとりじゃ研究の仕方もわからないわけで、そんなコドモに自由研究と言われましても。と思う。でもまあ、こうやって親子揃って頭を使うことで、少しは脳トレ的ボケ防止になるかもな。親だって、夏休みの宿題を活用しなくちゃね。

2007年07月22日

くたくた

昨日の夜、とてつもなく疲れていたせいで、一時間かけていけすかない日記を書いてしまったが、読み直してアップせずに即消す。
ああ、私も大人になったものね。今まではあげては消し、あげては消ししていたものだが。
しかし、本当に慣れない場所に出かけて違和感まみれでぐったり疲れたんだから、ちみちみ変なこと書いてないで、その間、睡眠時間にあてればよかったよと思う。

川口様が神。という、すばらしい試合を見たので、もろもろ吹き飛んだはずなのになあ。

さて、今朝は六時おきして、高速道路をひた走り。いや、走ったのは車で、相方でも私でもないんだから、「ひた走り」は変か?
お嬢P子がサッカー合宿なのだけれど、別件があり、遅れて参加になっちゃったの。
5000円も高速代かけて何もしないのは惜しいのだが、疲れがピークに達している私には、遠出をする気力も経済力もないので、せめてここのところ伸び悩んでいる小僧の特訓にと、プールに立ち寄る。

絵人間をいっぱい見て、最近は普通にワンポイント・タトゥー入れるのが現代人の進化の形なのね、と思う。相方がよく漫画家の飲み会で落書きされて全身絵人間になって帰宅するのだが、あれもまた進化の形なのであろう。
白いビキニに半勃起でじーっとプールサイドにすわりつづける美形の薄毛君を見て目のやり場に困ったり、カップルなのに自分の彼女そっちのけで明らかに友だちの彼女の巨乳に釘付けの彼氏推定17歳を見て「若いな」と思ったり、いやあ、久しぶりに行くと、プールって実におもしろい場所だ。
小僧は水中フラダンスに余念がなく、何度も笑わせてもらったわ。
さて、やるときはやる、と切り替えて、自他共に認める教育ママな私、スイミングスクールの次回の検定に多分クリアできると思う程度にはきっちり仕上げた。しかし、半日のプール調教、明日、多分私が筋肉痛。

でも、肉体疲労は精神疲労と違って気持ちがいいね。こういうくたくた感は悪くない。ビールでも飲みつつ、サウジアラビア対ウズベキスタンでも見ようかな。あ、始まってるよ!
あー、夏休みだぁぁぁぁ。うれしいな。子どもと一緒にいっぱい遊ぼう。今年は予定がぎっしりよーん。

2007年07月20日

学校にいってきます。

昨日は相方としたたか痛飲して、大変にいいこんころもち。
本日、終業式お呼び今学期最後の役員会だというのに、ひどい二日酔い。

いい年して、なぜ、そこがコントロールできないんだろう!!
弱い自分を自省しつつ、学校に行ってきます。
子ども叱るな来た道だ、としより笑うな行く道だ。
という言葉を突然思い出す。
私はもう叱られないし、多分まだ笑われないけれど、誰も叱れないし、誰も笑えない。
中途半端な大人の私。

2007年07月17日

銀座へ。

小僧が茹蛸のようになっていた週末、素人が投与してはいけないのではないだろうかと思いつつ、泣きながら苦しがる事態を見かねて、娘の飲み残した抗生物質を飲ませる。
こんこんと眠り、全日本のアジアカップサッカー、ベトナム戦を見たら、かなり平常に。薬が効いたのか、サッカーが効いたのか。どちらも実に効果的。

今週、きょんきょん師匠の高座を見に行く予定だったのだが、笑い涙するツボが酷似している姉妹ともいうべき友が、締め切り地獄に飲み込まれキャンセル。カリカリとペン入れの音が絶え間ない地獄の底から届いた便りには、チケットが二枚あったのだった。涙の合掌。
さあて誰を誘おうかしらと独り言を言ったところ、娘が自らを指差し、猛然とアピールしだした。
落語で好きな噺は? と聞かれれば寿限無でも目黒の秋刀魚でもお菊の皿でもなく、「寿司屋水滸伝」と答える、生粋の柳家喬太郎ファンである。CDはコンプリート、鼻歌で「まかしょ」をくちづさむ10歳である。
親の影響、濃すぎる気がして、将来がやや不安になってき始めたP子を道連れに、ちょっくら博品館劇場まで行ってまいりますか。これもまた、P子の宿命であろう。
母娘で銀ブラとは、豪気だなあ。
ワタシなんか所沢育ちの小心者だから、銀座行くからには美味しいもの食べて、老舗でお買い物して……という段取りには至らない。せいぜい「文房具が死ぬほど好き」というワタシの娘の共通点から博品館でボールペン買う程度が精一杯。

銀座のデパートで働き、そこで知り合った祖父と駆け落ち結婚した祖母トミ(元祖モガ)は、銀座が庭みたいな人で、かっこよく和服を着こなしてはよくワタシを誘ってくれた気がするんだが、トミと一緒に行った店の場所が方向音痴のワタシにはわからない。
それにしてもあの人は何であんなにいろんなことに物怖じしなかったのだろうか。なんか怪しげなバーにも入ったぞ、一緒に。
晩年まで栃木弁は抜けなかったのに、雰囲気だけはいつでもセレブだった。
大地主の娘で育ったからか、家出して東京に出てきた時に腹をくくったせいか、戦争をはさんで怖いものがなくなったのか。何しろ、子ども時代のワタシに日本の伝統マナーをきっちり躾け、その見返りに西洋のマナーを伝授しろと迫ったお人だ。「好奇心がある限り人は衰えない」というのを、地で行くような人だった。
そんなトミと散歩するのは大変だった。トミに協調性はない、あるのは確固たる自分の趣味だけだ。だからワタシは銀座の町を俯瞰では記憶していない。トミと一緒によくよく歩いた町の記憶は銀座に限らず、全て、ものすごーく断片しかない。
それでも、銀座はワタシの懐かしい思い出の町だ。もう、トミはいないけど。

母娘で落語@銀座。そのお楽しみを思うと、ちょっとワクワク。
問題は、体調だなあ。小僧の風邪が、娘にもワタシにも相方にも感染らないでいてくれればいいんだが。


2007年07月15日

Shall we dance?

ザッピングしていたら引っかかってきて、周防監督版の方を途中から見る。
最初は、ごろ寝だったのに、最後は正座して見てしまったわ。

1995年公開。私はまだ結婚間もない頃、相方と一緒にビデオで見ている。
面白かったけど社交ダンスだし、正直ピンと来なかった印象があって、私の評価は低かった。最近ハリウッドリメイク版を見ても「こんな話だったかなあ」と思うばかりだった。
それが、奥さん! びっくりなのよ。
途中から涙が止まらなくなって、もうどうしましょう。子ども産んで育てて、家も買って、ちょっとくたびれた中年の夫婦になってこそ、きゅーんと味わい深かったのね。
最近では「一休さん」(再放送)を見ては毎回母の愛に滂沱の涙を流して子ども達に不信がられているのだが、確かに小学生のころ、母上様の気持ちなどさっぱり理解できず、ただただ頓知問答に夢中になっていたんだものなあ。ドラマや映画って、自分の成長をまざまざと見せてくれるものだったのね。
Shall we dance? 見終わって、涙でマスカラをドロドロにしつつ、相方を抱きしめに行く私。暑苦しくてごめんね、相方にはホラーでも、私には久しぶりの純愛映画ど真ん中だった。すごい来た。なんか、実に、まいったんだよ。

つい最近、「舞妓Haaaan!」見て笑ったんだけど、それで湧き上がる元気とは確実に違う種類の元気があるんだなと思った。
あっちは主婦友だちと一緒に笑いに行く映画、こっちはご夫婦揃って見たい映画だ。
ライブだの小劇場に夢中だった私は、いやあ、映画って本当にいいものですね。ということに、最近気づき始めた。落語といい、この年まで見落としていたエンターテイメントは、実にたくさんあるんだなあ。
残り40年で、何が見られるだろう。こんないい時代に在って、ぼやぼやしていたらもったいない。

2007年07月14日

台風早く一過して!

台風。
この暴風雨の中、ちょっと歩くだけでびしょ濡れになる。
急いでおうちに帰ろうと100円パーキングから出ようとしたら、がりごりばりぼりがくんっ。とすごい音がした。
車の裏面をこすってるのだと気づくまでにずいぶんこすりつづけてしまった気がする。
板、降りてなかったのかよ!
と、もう一度雨に横殴られながら、料金所に。案の定、私のお金100円ぽっちは返金されており、その後、何十回100円玉入れても返金されるばかりで、いいかげんずぶぬれになったところで、電話を入れて救助を待つことにした。
ええ、ええ、板が下がったのを確認しなかった私が悪いですね。それは百も承知だが、その確認より先に、ずぶ濡れになってるユーザーがどこにいるか気にしようよ、作動しなかったんだからまずごめんねっていおうよ、そして、最初に助けに向かう段取りを考えようよ!と、おばちゃん、怒る。
ずぶ濡れで、寒いんだよ。トイレにもいきたいんだよ。でも、トイレがないんだよ。これで膀胱炎とかになったら、アメリカなら裁判なんだろうかなあ。子どもの前でもらしてしまったときに喪失する威厳の精神的慰謝料はいくらが妥当かなあなどと思いながら、子どもの話をうわの空で聞いて、待つ。
現実的には、車の裏側の損害賠償だが、これはきっと私の自己責任だな。

ほんの少しのことだからと傘も積まず、簡易レインコートでしのごうとしたのが間違いだった。Tシャツびしょぬれなんだもの。
わずか10分のお迎えのために、私は路駐しなかった。子どもの習い事のために車を出すとき、私はとても正直だ。こんな正直に生きているのに、何でこんな目に会わなければならないんだろう。と、怒りが悲しみに変わる頃、そのころあいを見計らったかのように救世主登場。電話では20分で、とのことだったが、37分かかったよ。

ありがとうといって帰り、トイレも間に合ってすっきりして、お風呂にも入って風邪も免れれば、まあいいやという気にもなるんだけどさ。でも、娘さんのお迎えがあるから、昼ビールは禁物。
ああん、もう。台風は嫌いだ。

2007年07月13日

えすぱにょーら

旧友と会ってスペイン料理を堪能する。
スペイン料理ってやっぱり美味しい。
彼らのスペイン旅行の話を中心に、世界各国の話で盛り上がり、大変に楽しいひと時。

小僧がスペイン店のスペイン人にスペイン語で話しかけたら通じたと大興奮。
いつの日かバルサに入って、ロナウジーニョに会うその日まで、スペイン語を続けるがよい。
ダイソーの100円教材、元はとったり。

おいしいワインで酔ったらしく、帰りに勢いでスペイン語のご大層な本を買う。
気が大きくなっていたらしく、カードで買う。
電気代が支払えませんでしたの督促状状態なので、今は手持ちの現金以外、ご法度なのによぉう……。

で、今朝、その本見てみたんだけど、全然役に立ちそうにないの。
酔った勢いで語学の本なんか買っちゃダメだ。ああ、松坂牛の肉にすればよかった。
でもダメなの、おなかいっぱいだから、肉買おうとは思わないの。

それにしても私の何が、この本を買わせたんだろうか。こんなルビもついてない難しい本を小僧に与えるつもりだったのか。
語学教材は、私の弱点である。何ヶ国語挫折したか。そして、なぜ懲りないのか。ううう。

2007年07月10日

PTA役員という仕事

年いっておにぎり見れば全盛の、PTA室の日々思い出し

私は自分の43年間の人生で、今もっともおにぎりを食べていると思う。
部活動みたいな役員活動、昼食用のおにぎりを二個持参して、朝学校に出かけていく。

気心の知れたメンバーは、たとえば大会を戦うチームメイトと同じだ。
それぞれの個性が活かされて持ち場で適確な仕事をこなしていく。それを全員で賞賛しつつ、よく笑い、知らなかった謎が解明されれば一緒に驚き、時には理不尽なクレームに共に憤りもし、あっという間に四ヶ月が過ぎた。

今、多分、私は子どものために役員をしてはいない。
これではいけない、と気づいたのは最近だ。
PTA活動に時間を取られつづける最大の理由は、仕事は歴史の続く分だけ、増殖しつづけているという事実にある。
何が伝統で何が因習か。ただ前年度の仕事のトレースだけではいけない。自分で判断して前進しないと、時間はいくらあっても足りないのだ。そして、継承すべき点と、断ち切らなければならない点を見極めないと、さらに仕事を増やして時期役員にバトンを渡すことになってしまうのだ。
楽しいだけの部活動にしない。
本来の目的に立ち返ろう。
私たちの代が礎になって、もう一度やるべきことを見直し、より子どものためのPTAに近づけよう。
私の所属するチームYAKUINは、幸いなことに体育会系である。
合目的的かどうか、なんていうとお堅いが、目的はひとつゴールを決めること! のような単純な目的に向かって、何が必要か、どうすればいいか、みんなよく知っているのが幸いした。
統一見解は導きやすく、常にコンセンサスをとっているから、主軸がぶれない。本部役員全員がサムライのように責任感を持って自分の仕事を進めていき、その中で仕事を振ったり、助けを求めたり。
この人にこれを頼もうと思えるのは、本当に力量を信用できるからなのだ。
ドリブルで囲まれたら誰がパスをもらいに行くか。ここで流れを組み立てなおすためにどんな動きが必要か。
もちろん、ミスしてしまってフリーキックをとられたら、リカバリーは全員で。結果はどうあれ、その仕事振りは間違っていないのだと、全面肯定しながら、熱い日々を過ごしている。
中年の青春は、PTAにみつけたり!! と思うぐらいだ。
「私、すばらしい!が口癖になっちゃったわ」
と誰かが言っていたが、互いに信頼しあって仕事を任せあうのは素敵なことだ。
そして、多分私たちはおにぎりを食べながら、とても強いチームになっている。
ついでに、まわりの各委員会チームもそれぞれ、絶大なチームワークをもって大変に協力的だ。運営委員会は紛糾することもなく、和やかにいい感じに進んでいる。
始まったばかりだが、もう一学期が終わる。秋には行事が目白押しだ。
時期役員が迷わないように、これは省略できる、これはこんな簡略化が可能、これは新しく増やした仕事だがこんな意義があると思う、など、とにかくファイルに申し送り事項をたっぷり書き込んでいく。
そして、もしも時期役員がこれらを読まなくても、仕事をざくざくなくしてしまっても、それはそれで私達の仕事の否定ではなく、新しい改善策として認めるべきだと覚悟する。
それが礎になるということだ。喜んで礎になろうと思う。
何をどうしたという結果や経過も大切なのかもしれない。だが、母親が楽しそうに学校でボランティアしていることを、誇りに思わない子どもはいないという信条が、私のおにぎりで働く原動力になっている。

ただ問題は、無償の仕事に時間をとられすぎる点だなあ。
簡略化を図ったとしても、フルタイムで働く人なら、学校の活動に参加するのはやはり土日のイベントの盛り上げ係をよろしくね。というのが順当な気がする。
関われるところで関わっていくのが、PTA活動だと思う。何もしない人はズルイという発想ではなく。
来年は私も、別の人にバトンを渡し、私は私のできるかかわり方を模索しよう。

日本中にいる「役員」という名の同士の皆さん、夏休みはすぐそこです。頑張りましょうね!!
噂によく聞く、反論に対して感情的になったり、独善的になったり、目的を見失うタイプの困ったチャン。最近ではモンスターペアレンツなる、ひたすら我が子可愛さで盲目的に他人を攻撃する親もいると聞きます。幸いというかあいにくというか、まだ私にはそういう人と対立する機会はないんだけど、そういうことの対策を練っている対外的な機関の話を聞いたりすると、怖くなることもあります。一筋縄では行かないこともあるよね、いろいろあるもの。だけど、いろいろあって、みんないい。どんなイライラも、経験値が増えて最強かあさんになる道なのだ、同士よ!
せっかく役員やってんですから、成長は著しいんだと自負しつつ、さあ前進前進前進。


2007年07月09日

七夕だったんだね。

七夕、忘れてた。
なーんにもしなかった。ただ、ひたすらサッカーと合宿準備に追われている。
今、mixiで友だちの日記読んでて、しまった!と思った。

願い事はなんだろう。
……娘さんは、最近、ちょっとした願い事が叶った。
……息子さんは、相変わらずサッカーをしていれば幸せ。

私は、現状維持、ってとこかなあ。体重が少し減ってくれて、貯金がちょっと増えてくれたら、直よし。まあ、短冊に書くまでもないか。


2007年07月07日

赤ちゃんが欲しい

友だちが、生みたてのほかほかを見せに来てくれた。
何よりの内祝いだ。
しかも抱っこさせてもらった。
うひーっっっ。かわいいーっっっ。可愛すぎるーっっっ。
相方と私とP子で抱っこ争奪戦が始まる。
動いた、笑った、あ、いきんだ、おならした、よだれが泡になってぶくぶく。ふつうレディーがしたら顔をしかめられてしまうことが、赤ちゃんだと全面的にかわいい。彼女が赤ちゃんからレディーに成長した暁には、そんなことを鈴木家の腕の中でしてしまったことは、内緒である。
相方など、勘違いしてTシャツに吸いつかれただけで、鼻の下はでれーんと、すでに好々爺である。

ああ、欲しい。赤ちゃんほしい。もう作れないしとうてい産めないけど、赤ちゃんのいる暮らしはいいなあ。
どこかで赤ちゃんいただけないものかしらと、不謹慎なことを思い、一瞬里子を考えた。
P子が生むまであと15年。ううう、早く孫が欲しい。全部育てたい。

何かスイッチが入ってしまって、大変幸せな気分になっている鈴木家の週末。赤ちゃんはその存在だけで周りを一気に幸せに包み込むね。すごいパワーだ。

佐藤家は、また幸せの素を連れて遊びに来てください。ヨロシクお願いします。

2007年07月06日

ありえない

言語的に著しく劣る息子には、日記を書かせている。
これは国語力アップを切に願う母の志である。
ここのところ、忙殺されて書いたものを添削していなかったら、こんなものを書いていた。

「ありえないニュースをお伝えします。えー、だってそんなのありえないよ。以上、ありえないニュースでした」

うーむ。こんな日記はありえないと思う。

2007年07月04日

ライブに行きたい!

坊主頭というのは、猫の舌に舐められているようで、とてもいいです。あれをくりくりさわっていると、大変に和むわ。小僧が坊主になり、なんかとってもいい感じ。

ここのところ、ついてない。
ついてないのは、自分のせいだわ。幸せは歩いてこない、だから歩いていかないとね。
仕事したいなあと思う。
役員仕事が忙しくて、せっかくの数少ない依頼をお断りしているのは本末転倒な気がするわ。
うまく時間を管理できない自分の不器用さを呪う。
ごめんね〜で人任せに出来ない暑苦しい生真面目さもね。
今年一年はご奉仕の年と決めたので、ただひたすら頑張るんだ。
全国の役員さん、委員長さん、夏休みは目前です。共に頑張ろうね、子ども達のために!!

あ、ちょっと元気でた。……自分がことのほか単純でよかったと思う瞬間。

でも、ちょっとだけ、子どもの娯楽だけでなく、大人の娯楽に費やす時間とお金が欲しいな。
ストレスを解消する娯楽といえば、やはりお笑い!
ネットの無料動画は見尽くした。
お笑い依存症気味かもしれない。いよいよジャンキーとしてはライブの刺激が恋しくて。

時間がないときにはお金があって、お金がないときには時間があったのに、今は両方ないから、手も足も出ない。いや、貯めておこう、この「お笑いライブまたは寄席に行きたい!」という気持ちを。エネルギー充填120パーセントだ。……そんなもの貯めてどうするんだという気も、しないでもないんだが。

2007年07月02日

こんな日もある。ってこんなんばっかり!

かなしいぐらい、何もやる気が起こらない日。
そういう日も、あるよね。人間だもの。

役員仕事の宿題や、家事全般なんかもあって、どうしようかと思いつつ、体が重い。軽肥満だもの。
……軽い肥満、って、なんかちょっと変だ。

明日やろう。ぼんやりザッピングしていたら「翌檜」と書いてあすなろと読むと初めて知った。
明日なろう。明日は檜になろう。そうだ、明日やろう。明日は死ぬ気でやろう。

メダカの稚魚を見ている時間が、ちょっとした幸せ。
暗い邦画を見ちゃって、完璧に憂鬱な気分になってしまったのを取り戻せればいいんだけど、稚魚にそこまでの癒しパワーはない。しょせん稚魚だもの。
こんなときには、犬とか猫とかウサギがいいんだけど、毛アレルギーになってしまった私にはそんな幸福は許されないのだった。せめて、福助でも抱っこして寝よーっと。そこそこ犬くさいし。台所の床から福助の部屋に続く、白い足跡。多分、ムニエル作った時の小麦粉なんだけど、そんなところも犬みたいだし。

で、床掃除は明日やる。
相方が夕飯後の食洗機をまわしてくれたので、もう今日は十分だ。
走ったり働いたりテニスしたり活動的な相方を尻目に、なんかただひたすらのってりしていて、だらしなくていやになっちゃうけど、もういいや。それが、ゆう子さんなんだもの。

はにかみ王女

少年団には、ゆみちゃん(仮名)がいる。
小学三年生にして、女子チームのエースストライカーでもある、美貌のサッカー戦士だ。
実にかっこいい。見ている人の心をわしづかみにする華麗なドリブル運び、ボールは一気にゴールに突き刺さって、なんというか、神々しいぐらい素敵なの。
ガッツポーズをするでもなく、はにかんで笑う姿がまた。

チームメイトの娘も、ついでに私も、彼女の大ファン。たまたま小僧の一年生チームと練習試合することになり、5対4のシュート戦、ゆみちゃん5点に対し、小僧は2点1アシスト。普段は試合中温厚な小僧、追う一点のロスタイムにゴール前に走りこみ、サイドから上がってきた子の名前を呼ぶ。自分に向けた絶好のセンタリングを、別の子がわざわざ入り込んでミスキック、それに対して初めて怒鳴った。
「今のは俺のボールだろっ! その位置からゴールできない。考えろよ!」
初めて見る、そんな怖い福助。
いや、女子に負けたことで、腹を立てていたのかなと思っていた。

翌日の少年団では、全然違うエリアで練習していたはずなのに、小僧はなぜかP子の練習をよく知っていた。ゆみちゃんの活躍も、ちゃんと知っていて、P子と語り合っている。なぜだ?

練習後、トレーニングシューズを買いに行った吉祥寺で、ばったりゆみちゃん一家に会う。
そこで福助がとった行動で全てがわかった。
もうお店中、ずーっとゆみちゃんにつきまとって、なんとか笑いを取ろうと必死で、私が止めるとあっちにいけとか黙ってろとか、過去に聞いたことのない男っぽい言葉で私を追い払う。そうでなくてもイカレ気味なのに、初恋で脳内バランスが狂ったのか、さらにおかしなハイテンションの小僧。やさしいゆみちゃんは、いつものようにはにかんで笑ってくれるので、ますます調子に乗り、履いていたサンダルを脱いでちょんまげにして見せるわ、謎の踊りを披露しだすわ……面白いけど、それ、ちょっと公共の場でやることじゃないから。というラインで攻め込み、ゆみちゃんのご両親を困惑させていた。
ゆみちゃんはサッカーをしていてもしていなくてもかわいらしくてかっこいいが、うちの小僧はサッカーしていないと本当に情けない。
もう、すみません、すみません。と、ゆみちゃんの元からひっぺがして連行する。

公園でアイスを食べながら、福ちゃん、ゆみちゃんのこと好きなんでしょう。と聞くと、嬉しそうに泥棒ひげみたいにクチ中チョコにして、前歯のない歯茎をにっ、と見せてうなづく。
「そうかー、おかあさんもゆみちゃん大好き。でも、ゆみちゃんより、福ちゃんが好きかな。そうだ、福ちゃんは、おかあさんとゆみちゃんと、どっちが好き?」
と絶対の自信を持って問う。これは男児を持つ母親の特権である。「そりゃあ決まってるよ」と言う福助。
「ゆみちゃん。あたりまえでしょ」
ガーン!! はにかみプリンセスに、このもちもち母さんの魅力が負けるとは……。

今朝も朝食のとき、p子とゆみちゃんの話で盛り上がっていた。突然、我が家に巻き起こったはにかみプリンセス旋風は、いつぐらいまで続くのか。

2007年07月01日

冷蔵庫を買いに

冷蔵庫が完璧に壊れたことを、異臭で知る。
肉も魚も一日でこれだもの、腐乱死体ってきっとすごいんだろうなと思いながらビニール袋に小分けして捨てまくる。
かろうじて腐っていなさそうなばら肉と野菜いためを作ったら、大変美味しかったのだが、ちょっと気持ちが悪くなったのだった。

食後、冷蔵庫を買いに行った。
主流の観音開きにはどうしても体が慣れないと判断して、旧式の。
ああ、未来の文明からはおいてきぼりだ…と思ったら、かなり悲しくなった。

大型4人家族以上用冷蔵庫の到着は一週間後だというので、私の大好物、うにの瓶詰めを腐らせたくない一心で、小型冷蔵庫を買い、おもちかえり。

快適なり。
昔のラブホなどに常備してあった白い立方体タイプなのも、懐かしい。どんなにワザが進化しようとも、未来も過去もやることは同じ! 冷えればいいのさ、冷蔵庫なんだもん。

子どものいる家で牛乳が保管できないのは痛い。氷がまるで作れないのもつらい。納豆は必需品。
でも逆にいえば、うにと氷と牛乳と納豆だけ冷やせれば、案外十分なのかもなあとしばし愕然。
野菜室に眠っていた干からびたあれこれなどをみると、冷蔵庫なのか捨てる日までの保管箱なのか。
いやん、くよくよ考えずにデトックス、デトックス。不要食品は全部処分だ。悪いもの全部捨てて、新しくクールに行こうぜ!

白物家電を買う日というのは、どこか心浮かれるもので、昭和でもないのに、冷蔵庫一つで鈴木家全員、ヤマダ電気でハイテンションだった。
どこにいても、何してても、出費多くても、多少皆壊れ気味でも、とりあえず家族は壊れてないからいいか。と思った。