忙しい。
そして、眠い。そんな毎日を支えるもの、それは……。
準優勝の祝賀会でパパさんたちを交えて飲んだ。
そのとき、
「おかあさんたちに『ありがとう』を歌いたいですよ」
とヒロシ(仮名)パパにいわれて、泣きそうになった。
「父親全員で大合唱だよな」
と振り付け入りで力説したあっちゃんパパ(仮名)に追いうちをかけられて、ちょっと笑った。
よそのパパさんは優しい。
特に若いパパさんたちは、対等の位置づけ、または大切にしなければならないものとして女性を扱ってくれるので、すばらしい。
多分うちの相方も、よそのママさんには優しいのだろう。みんなおおむね60kg未満だし。
合コン感覚の家族ぐるみ飲み会はいいなあ。とりあえずお化粧もしなくちゃとか思えるし。
何しろ専業主婦は、男の人たちと会う機会がない。
お散歩中のご老人とか、スーパーの店長さんとか、公園の未就学児童とか、そんなもんである。かなりポイント高いラインで、生協とか宅配便のお兄ちゃん程度で。これではね、潤いをなくすよ。
再び、かっこいいパパさんたちに会える日を心の糧に、日々の忙しさを乗り切ろう。
タッキーファンの、ヒロシのママは
「え。うちのなんか、どこがかっこいいの!? タッキーぐらいきれいじゃないと、萌えない」
といっていた。かっこいいのにぃ。きびきび仕切って、仕事できるし。話題豊富だし。灯台下暗し。
福山も妻夫木もキムタクにも、私はときめかない。
間近で見たらどきどきするかもしれないけど、どきどきしすぎて持ち味が出ない。無口な私なら、同じような形をした動物園のカバの方が百倍面白い。
画面を通しては色気なんか伝わらない。何より、相手がまったく私を知らない。カバに送る視線ほどの熱意もきっと持ってはもらえないのが、哀しい。
だが、今そこにいる生の男は、一番脂の乗っているカッコいい時期で、パパ友だからこそ一瞬で距離が近くなり、礼儀正しく、そして「仲良くしよう」ビームに笑顔で応えてくれるのである。この生な関係は、おいしい。
ママ友、パパ友、親友と書いて、おや友。またひとつ、面白いコトをみつけてしまったわ。
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