2007年02月28日

働け。

キッザニアに行く。
http://www.kidzania.jp/

あれはなんだろう、平日の夕方だってぇのに入場前長蛇の列です。
のっけからANAカウンターで搭乗手続きを待つ演出なわけで、お盆の海外旅行気分。
もちろん自営の私たちは子ども休ませたって平日のすいているときしか旅行なんかしませんから、いきなりびっくりでした。
P子はネットで下調べして、放送局に走りましたが、初回間に合わず。
福助は特にやりたい仕事があるわけではなく、おなかがすいていて不機嫌。
というわけで、働きたい意欲が熱気になって渦巻く街で、うちの子達はいきなりニートですよ。
まず腹ごしらえ……は、結果として時間差の食事摂取となり、まあ、混雑を避けられたので正解だったとして、これは選ぶ仕事で個性が出まくるなあと思いました。生半可な占いより、きっと子どもの将来が見えます。

P子は放送局のアナウンサー、病院で執刀医、ビジネスセンターで企画会議に出る予定でした。
アナウンサーだけは40分待ちして夢をかなえ、あとは救急隊員、新聞記者という第二志望のラインで働き、締め切り10分前に仕上げたわふふんと鼻息も荒く、全額銀行に蓄えて「お疲れ様」。
次こそ手術と、歯科医と細菌研究と……と、頭脳労働を志していました。
将来に備えて、赤ちゃんケアと幼稚園の先生も押さえておかなきゃ、あと最低でも三回は行くわと、堅実です。

一方福助は二度目なのでがっつくことなく、ハンバーガー屋でハンバーガーを作り、ボトリング工場で飲み物を詰めてそれらを自分の夕飯にし、ソフトクリーム屋かお菓子工場に行く予定が、通りがかりの欠員で急遽カメラマンになり、ソフトクリームを激写、記念写真をタダでいただき、別の意味で堅実な肉体労働系社会人生活を送りました。

子ども専用デパートでお土産タイム。P子は早々に出てきてしまい、
「ほしいものは何もない。あるとすれば時間がほしい、あとみっつよっつ、稼ぎに行きたい」
と働き者発言をし、福助は114キッゾ(100キッゾおよそ200円)あることをお店の人に確認してもらってから一枚の記念絵ハガキを50キッゾで買っていました。初月給で買ったプレゼントは、幼稚園の担任の先生にあげるのだそうです。
「そうだ、最後に、幼稚園でひと遊びしてこよう」
というので、同じ遊ぶならスポーツクラブの会員になってみたら? と薦めると、
「会員は3キッゾいるけど、幼稚園で遊ぶならタダなんだよ」
つつましく暮らしていると、子どもは大変堅実になるようで。
……そして、園の先生役のお姉さんたちに囲まれるハーレム状態にうっとり、最後まで離れがたかったようでした。

私が子どもだったら何になろうと思ったかなあ。どこに行ったかなあ。と思いながら五時間ずっと街を歩き続けていました。旅行すると必ずやること、街のうろうろ歩き。キッザニアタウンなら、もう完璧にどこでもわかるわ。私の旅行欲も昇華できて、ヨカッタよかった。
次回は、子どもたちを働かせて、私はペアレントラウンジで優雅な休暇を過ごす予定です。

ぐったり眠そうなP子に電車の席を譲って、帰りの電車でもしゃっきり立ち続ける福助。
神様のくれた強靭な脚はこんなところでも役に立ちます。帰り道暗がりで走ってふさげて転んで、すねとおでこをすりむいたことのほかは、とても楽しい一日だったようです。
もちろんP子も今朝大変ゴキゲンな様子で学校に向かいました。
いいもんだねぇ、働く意欲があるというのは。働け、若人よ。
仕事をしたい、という希求は、見ているほうもバリバリ、元気になります。

あ、でも相方、びっくりするほどの高熱だしているんですがね。


2007年02月28日 12:43
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