なんにもない日曜日。
こんな日も久しぶりだ。いつもやらなくちゃならないことに追われて、なければ作り出して、やらなくちゃならないことでいっぱいの週末だからね。ああ、のんびりする。
P子と相方と3人でモノポリーをした。相方、容赦なく娘からも妻からもかっぱいで、大資産家に。
無一文になっていく転落人生を味わいながら、何もないところから始めて資産を作って儲けて、それを失ったところで最初に戻るだけなんだなあと、なんだか負けっぶりが気持ちよくさえあった。
福助にはまだ無理なので、グランツーリスモなる車の運転ゲームを解禁。福助、筋張ってはいても風邪ひとつひかないカラダが自慢だったのに、金曜日からずっとひどい咳き込みと微熱。食欲不振なのでさらに骨川筋衛門(死語)になってもらっても困るため、好物を与えて、とにかく部屋でころがしておこうと思う。
この週末だけで私は映画を五本も見た。本も二冊読んだ。昼寝もした。
ああいい週末だなあと思って家事もふんふん♪こなしていたら、お茶碗とお皿を割り、かすかに手元が震えていることに気づく。
なにこれ、アル中?
ずっとお酒を断っていたのだが、昨日「グエムル」見る前に景気付けで発泡ワインを一杯飲んだのよ。
グロテスクな怪獣映画は、お酒でも飲んでいないと怖くて見られない。
ちなみにキングコングは「とれこんぐ〜」って土着の島人が出てきたところでオシッコちびりそうになって、早々にスイッチを切り、女優志願のおねえちゃん置き去りにして一人で大海原を引き返した私。怪獣映画とかホラーとか、うちの娘が作り物じゃんと大喜びするSFX系、苦手なんですね。
映画評はさておき、問題はワインだよ。
一杯飲んでしまったがために、指が震えるようになったんだとすれば、アル中に逆戻りってこと? ここでまた一杯ひっかけると、震え、とまるのかな。
日常、そんなには飲んでいなかったと思うんだけど、断酒してから体が楽になったのも事実。
正直、主婦としての仕事は私にはストレスが大きい。掃除も洗濯も炊事も下手すぎるし、ストレス太りしていく私への相方の評価は厳しいから時折泣きたくなる。正直、お酒に逃げているとこ、あったのかもしれないなあ。
母親業を苦にしたことは一度もないんだけど、シニカルな娘と飲み込みの悪い息子に囲まれて、毎日幸せ全開ってわけでもないわ。ドラマじゃないし。
さらに、奇跡みたいに素敵なママ友たちともうすぐ卒業でお別れだと思うと、やっぱり寂しくてどうしていいかわからなくなるところもあって……。
夕方になると、飲まないでは食事作りもできなくなっていたんだから、本当にちょっとやばかったのかもしれないな。
心を許せるママ友飲み会で乱れて、断酒決意して、正解だったのかもしれない。
お酒がなくても心が楽になることをすればいいんだな。
断酒を続けるために、私は何をする?
相方が忙殺の合間を縫ってご近所走って、汗の界面活性効果で顔中にコバエ貼り付けて帰ってきてもニコニコしているように、何か自分で心が浮かれるようなこと、探していかないとなあ。
……でも、まあ、ちょっとのんびりでいいんじゃないの、と、もう一人の私が言う。
何をするかじゃなく、何もしないのもアリってこと。
世の中、そんなに一生懸命がんばらなきゃならないことはない。奇怪な獣が娘をさらっていくわけでもないんだし、どんなに自己啓発したところで、まあボチボチ、そんなに大きな差はないよ。
お楽しみが見つからなければ見つからないで、小僧抱っこしてるとか、娘としゃべっているだけで、それなりに幸せだってもう知ってる。こういう刺激のないなんでもない休日も、いいもんだと思えるようになって、実はそれが年の功だ。
今日はストレスが何もないから、お酒に逃げなくても平気。そんな図式も、悪くない。
特別な赤い靴を履いてしまったわけではないんだから、死ぬまで踊りつづけなくてもいいんだから。
そんな普通の時間を重ねることこそ、実はもっとも愛すべき人生なんじゃないかなと、のんびりしながら思ったんだ。
一度しっかり片付けたら、家はそんなに散らからなくなった。散らかっていないところを散らかすのは、誰だって抵抗があるもの。
洗濯も、動線を考えて干し場とたたみ方をかえて、その担当を各自に振ったら、平成新山はできなくなった。
夕飯も、考え方を変えよう。作らなくちゃ。文句いわれるからやらなくちゃ。ではなく、私の食べたいものを作ろうと思ったらどうかしら。そう考えたら、ちょっといい感じ。お酒飲んで景気付けしなくても、買い物にいけそうだわ。皿数足りなかったら、どうしても食べたいものがあるなら、そう、文句があるなら、自分で買いにいってね。といえばよかったんだ。
私の作る手抜き料理がいやなら、相方もまた包丁握りだすかもしれなくて、おいしいおかずが増えて一石二鳥だ。その包丁が私に向かわなければね。
何にもしない一日。がんばらない一日がゆっくりと過ぎていく。
もちろん、明日からまたフル稼動なんだけどさ。
ゆう子さんおつかれさまっす。
私も一時期、一杯引っかけないと夕飯づくりに取り掛かれませんでした。
体を動かすようになってから、その誘惑から逃げられるようになりましたがそれでも時々負けそうになります。
現実逃避してました。
現実に向き合える体力を作るため、日々踏み台昇降してますよ。
踏み台昇降はいいかもしれないですね。
なるべく階段を使うようにしています。
で、気がつくと上にいったり下にいったり。結構上り下りしています。携帯を探し回っていることが多いです。
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