何年前にどんな気持ちで買ったのか、五穀米。
米を捨てたら目がつぶれるといわれて育ち、家を出てから栄養失調になるほどの赤貧経験者の私に<賞味期限はるか昔のそれを捨てることは、隠れキリシタンの踏み絵に等しい。
……でも、捨てるの。ヒナ鳥のように震えながら。
数年前に福助に寄り添いたくて問い合わせた、社会人入試の大学案内書。
大学には行かなかったけど、やれるだけのことはやった、よくやったと思うよ。
迷わず捨てる。
迷ったり潔かったり、そのどっちも私だ。
迷ったら捨てると錦の御旗に刻んで、私は蜂起しているのだ。
ここは手をつけないはずだった戸棚の奥までひっくり返しているのは、草の根分けても根絶やしにするのじゃあ!という、益荒男気分である。
いらねぇ物はいねがー。悪い物はいねがー。
なまはげU子でもある。
捨て捨て大魔神と化しているので、またもやゴミ袋がじゃんじゃんばりばり、うずたかく積まれていく。
するとスペースがあいて、たとえば冷蔵庫の上に積まれていた菓子が戸棚に入るのね、大発見。
物が置いていないと見た目すっきりだ。
今回は動線を徹底的に考慮しての配置換えなので、時間がかかるが、もう無限に時間を使えるトシでもないので、家庭内作業効率を上げなければならない。
これは革命なのである。私は義勇真に燃え、なまはげ化も厭わない、熱き革命家なのである。……腰痛もちの。
革命を阻止するもの、それは腰痛。
むむむ、強敵だ。むうう、ちと痛い。
問題は、ダイニングにおいてあった私の仕事用事務用品すべて、二畳の占有スペースに移動させるため、私の仕事スペース、せっかくきれいだったのが台無しに。
そして月曜日にはお客様がくるのに、果たして間に合うのか。明日、お出かけだし。
無間地獄なんじゃないだろうか。
この「年末大掃除気分」が、今年いっぱい続いたらどうしよう。
何か捨てなくちゃならない、そんな年まわりなんだろうか。
大事なものだけ残ってくれれば、失うことはそんなに怖くないな。
一休みしたら、また捨て捨て作業だ。革命だ!
一旦捨てだしたら、止まらなくなりませんか?(^.^)
すっきり、あーきもちいい。
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