2006年05月18日

就学相談<シリアス警告>

就学相談、というのが始まります。
障害を持つ子供が、どの学校に行くべきか。
知能身体検査や心理テストを経て、教育委員会が判断し、親の意向とすりあわせるために、3回、相談所に足を運ばなければなりません。
そして、その結果を持って、最終的には学校長と保護者が話し合うことになります。
来年度からは、特別支援教育が始まります。
「障害者も普通学級に」というノーマライゼーションの推進ということですが、都では石原都知事が身障や養護学級の意義を認めているため、世田谷区でもそれに準じるそうです。
軽度発達障害や、高機能自閉症、学習障害や注意欠陥障害など、語弊を怖れずに言えば、検査の精度がこれほど高くない頃には障害枠に引っかからなかったかもしれないレベル、だけど一般社会ではやっぱり多少生きて行きにくい特徴とハンディを持った子どもたちを、普通学級でその特徴を理解した上で受け入れていく。というシステムです。

でも、正直、興味のない人の方が多いと思うし、そんなのぱぱぱっと説明されたところで身内でもいなければどうしていいかわからないし、どう見てもわがままに思われがちな障害種なので、普通に受け入れられる道は、険しい気がします。
そのあまりの山の高さと険しさを思って、くじけそうになっています。
特別支援の対象になるような子どもの中には、親が「隠してしまう」「楽観している」「放置してしまう」など、就学相談に来ない方も大勢います。
そういう子にこそ、必要なことだと思うのだけれど、親の見栄や事情や都合があるのでしょう。
黙って普通学級に入れてもらうより、事情は把握して頂いた上で、より指導力のある担任をつけてもらった方がいいに決まっている。同時に、障害は治るものではないのだから、受け入れられた上でつきあってもらう必要がある。周りの方と折り合うためにも、障害を理解して頂くためにも。
と、冷静になる反面、入学準備は楽しいことと可能性に充ち満ちているのに、まず劣っている部分を客観的に認めていかなければならないわけで、正直、しんどい作業です。相談しない選択をする親の気持ちが、わからないでもない気さえします。

福助の聴覚による理解力は、最近やっと三歳レベルに達しました。
つまり、言葉で聴いただけでは、話の大半が理解出来ていないということです。
とても上手にわかったフリはできる。それは訓練で、かなりついて行けるようになりました。でも、本人にとって、現実として明らかに大きなハンディを抱えています。
目が悪い人がメガネをかけるように、足の悪い人が松葉杖を使うように、ハンディは補う必要があります。しかし、とてもわかりにくいこのハンディを、どうやって補うべきか。それをどうやって、忙しい公立の、40人を相手にしている先生に理解して頂くか。

ひらがなもカタカナも漢字も、それなりに書きます。何でもすらすら音読します。算数も大好きです。知能指数も問題なしです。
サッカーでは今日、4点をあげ、飛び級を勧められました。連続して二時間になるので多少疲れも見えた上のクラスの体験入部、その練習試合で2得点し、次週から小学生の中学年クラスで練習が始まります。
親ばかが炸裂しそうになりますが、逆に、抱える問題の大きさと重さを感じてしまって、素直には喜べません。天気が悪いせいなのか、よりよい指導方法の工夫が発案出来ないからなのか、昨日の300本シュートの疲れなのか。

特出してイイコトと、特出して駄目なコトがあって、平均点ではトントン。という、福助の個性を、容認してくれる、教育委員会や学校関係者に出逢いたいと祈っています。すでにそれが難しいような予感があり、くじけそうになっているんですが……。
いや、ここで、がんばらないとね。

この社会では、特出して駄目なところを抱えている人には生きて行きにくい。
ちょっと冷たくもある。
でも、駄目な分、きっとどこかいいところがある。駄目なだけの人なんか、いないんだから。

2006年05月18日 22:11
コメント

お久しぶりです。
とはいっても、昔過ぎたので
覚えていらっしゃらないかも(笑)。

暮らしのほうは何とかやっています!
太政部!

僕は、社会が「問題」として受け入れていることに対して、疑問を感じます。
また、社会の事実を書くことで、他人の思い(偏見や差別、暖かな手の差し伸べ)と、親御さんの思いの距離がちぢまっていくと思います!。

P.S.最近またアジアを読むを読んでいますが
あのみぞせんせの描く団子鼻の奥さんが好きです。
、また何かの機会に登場してくれないかなと思っております。

Posted by: nupin : 2006年05月21日 09:42
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