2004年07月27日

背中をとんとん

背中をとんとんとたたいているうちに寝てしまう。
我が家ではオリジナル子守唄(親ばか炸裂)をもれなくくっつけて、とんとんしていた。その条件反射で、私が歌いだすとP子は、7歳になる今でも5分持たずに催眠術にかかったかのように眠ってしまう。
福助用の歌(親ばかさらに倍増)の方が出来がいいのだが、福助は寝ない。気がつくと一時間歌わせられたこともあるが、とりあえずリクエスト、聞き手はニコニコきいているので仕方ない。歌い続ける、母ちゃん。人には決して聞かせられない単純明快な歌詞である。
福助は軽く全身マッサージして、背中を掻いてやると割と早い。でも背中掻いてリクエストのときには、たいてい「歌わないで」といわれるので、それはそれでつまらなかったりする。

ところで今日、久しぶりに頭痛に悩まされていた私。
いつもなら夫の黄金の指でツボ刺激してもらってコトなきを得るのだが、夫はきのうから貫徹状態である。しかも働き者である。そうなると、甘えてばかりもいられないよなあと、ベッドで少し横になっていた。
「いたいいたい、とんでけー」
最初に来たのは福助だった。しつこいぐらい、痛い痛いとんでけをしてくれて、「治った?」ときくので、
「おお、すっごくらくになったぞー。ありがとう」
と元気を出してみた。実際に、こんなに嬉しい治療はなく、ぼちぼち起き上がって地下室に潜らないとな、と思っていた。そこに真打ちP子、恭しく登場。
「何の曲がいい?」
P子は私の好きな曲を歌い、背中をとんとんとグーでたたき始めた。多分五分、持たなかったと思う。なんと、私は寝てしまったのであった。

心地いい夢を見ていた。雲の上みたいな、お花畑みたいなところを、ゆらゆら歩いているのだ。しっかり大地を裸足で踏みしめて、ああ、大地からのパワーが体に入ってくるなあ。などと、取材した風水の影響を受けまくっていた夢だった。簡単だなあ。

ごんごんごんっ。と、顔をたたかれて、目を覚ます。
「起きて、おかーしゃん、おきて。痛い痛い、とんでけーっ、とんでけーっ」
福助は何をどう勘違いしたのか、必死の形相で私を起こそうとしている。
「痛い痛い、とんでった?」
「もー、とんでったよー。夢の彼方にな。お前が痛い痛いの元凶だぁー」
と、福助にはしっかりくすぐりリベンジを施し(実際に睡眠を邪魔されてむかついた了見の狭い母)、P子にお礼を言って起きた。娘に背中をトントンされて眠りにつくなんて、こんな素敵なお昼寝はちょっとないと思う。
欠点を並べたらきりがないこけし顔のP子だが、P子を産んだことを、今日、お母さんは幸せだと思いました。


2004年07月27日 19:45