Amazonで漫画を出版10

昨日ワインの勢いで書いたエントリー09は、我が家の家計をくっきり映しすぎているとヨメからクレームが来るほどでしたので、書き換えておきました。
書き直したら言いたいことが整理されてぐっとよくなった(と自分で思う)ので、続けて読んでくれるとうれしいです。

Kindleの印税は原稿料換算でいくらになるか。というのが昨日の話でしたが、これから先、どんどん原稿料は安くなっていくと思われます。
雑誌がやっていけず、漫画雑誌が減っていけば、作家は安くても描ける場所を探します。同時にネットではイラストをタダでもいいから発表したい。という人が増えていく。プロもアマもダンピング。
どう考えても原稿料が上がる要素がない(笑)

もしかしてあと数年後には、原稿料がタダになっているかもしれない。
冗談でなく。
そんな馬鹿な。タダで描く奴がいるか。と思うかもしれないけれど、そこから高額な支払いをする「タニマチ」なファンを囲い込むことができれば十分成り立ちます。
権利を高額で入札する「クラウドファウンディング」もその一つの形ですね。
最近では悪いイメージしかない「有料メルマガ」も。

紙の印刷物は高額なものになり、電子はタダに近い販促物。安く読んだ人は、お金をより払って紙を買ったり、SNSに入ったり、メルマガ買ったりする、というのが未来像なのかなーと考えてます。
岡田斗司夫さんが実践していますね。(実はそれが興味深かったので、去年1年間、年間1万円のクラウドシティに在籍していました)

といいつつも、有料メルマガのように、漫画が信者向けの広報になってしまうような未来は、あまり気持ちのいいものではないので、雑誌のように安く広くまかれるものに描くことはとても大事だと思うのです。
電子の雑誌。それがKindleとの中間にできればなあ。と思ってます。
そういうのを楽天には期待していたのに(笑)
ソフトバンクかauか、はたまた任天堂か。余裕のある企業が出版社に手を差し伸べてコンテンツの下支えを始めてほしいです。
「ビューン」は漫画サンデーを買い取ってしまえばいいんですよ。やってください孫正義さん!
※今日のAmazonリンクは紙の本の「限界集落温泉1巻」にしてみました。紙も元気に発売中です。