Amazonで漫画を出版05

技術的な話は、多くの人には退屈かと思ったので、TwitterでKindleのロイヤリティについて呟いた。
印税であります。
これは注目を浴びて、RTもかなりされたのだが、なんということか、税率間違えてました!
うわー、ちゃんと調べて書けよー。ということで、発言をここに並べて訂正しながらエントリーを作ってしまいましょう。
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kindleの直販。アカウントを本名にしていたら、鈴木みそ本人確認ができないということで「限界集落(ギリギリ)温泉1巻」がレビュー中のまま発売できない。自分をどうやって証明したらいいのか。とりあえずアカウント名を「鈴木みそ」に変えて2巻をアップしたら発売できた。なんじゃそれ。
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昨日から「限界集落(ギリギリ)温泉第二巻」は売られているが、2巻だけ買ってもしょうがないだろうと、なんの告知もしなかったが、今日1冊売れていた。誰が買ったんだろうw。
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Kindleで出す本は、印税30%(正しくは35%)と70%を選択できる。当然70%が得なのだが、細かい規定があってめんどくさい。読者のダウンロード代金を請求される。1メガ1円。漫画の場合30メガくらいの容量があるので、本1冊につき30円くらいを売上から引かれる。(30%35%の方はそこがない)
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容量によって最低料金が設定されていて、漫画を70%で売るためには250円以上に設定しないといけないらしい。それと、Kindleストアで月に1冊タダでの貸し出す「KDPセレクト」に登録しなければいけない。タダで読まれますけどいいですね。という条件を飲むことが7割のキモなのだ。
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1巻はできるだけ多く撒きたいので、一冊100円。その後は400円という値段にしてみたが、100円は30%35%しか設定できない。などなど、値段一つとっても「ううむ」と考えこんでしまう。同人誌を作るってこういう感じなのかな? 楽しいっちゃ楽しいw.
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KDPセレクトは、Kindle読者にとってはいい試みで、毎月1冊好きな本をタダで読める。自分はこれで出していくつもりなので、4ヶ月待てば全4巻を手に入れられます。作者側にはダダで売れた(というのも変だが)刷数に応じて積立金が分配されるしくみ。どのくらいバックされるかはわからない。
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印税70%を選ぶと、世界各国一律で7割になるが、ダウンロード手数料が高いので、1冊5ドル(日本円で430円)の本で、20数セントほどの利益になる。30%35%だと1ドル50セント以上。印税低い方が利益が何倍も大きくなる。70%のうまみはまったくない。外国で売れる本を作るなら3割の方で。
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というところまでが昨日(1月7日)のつぶやき。
昨日の昼に自分の証明として、エンターブレインとの間でかわされた出版契約書をiPhoneで撮り、住所と名前、「鈴木稔(ペンネーム鈴木みそ)を乙とする」という部分をアマゾンに送信。夜中になって認められたようで、「限界集落(ギリギリ)温泉1,2,3巻」が発売になった。

ぱちぱちぱち。

でも、1巻は実は解像度を間違えていて、本当は縦1200px×横844pxのはずが、縦横間違えて縦844pxにしてしまっていたので、アップしなおし。また販売が伸びてしまいました。
2,3巻は、タイトルを「限界集落(ギリギリ)温泉第二巻」としたところ、(ギリギリ)のカッコが全角で本当は「限界集落(ギリギリ)温泉第二巻」←カッコが半角。にならないといけなかったので、タイトルを変えたら、発売が伸びました(笑)
なかなかすぱっと出ないもんですなあ。
アマゾンは日本時間の夜中に仕事しているらしく、メールの返事や承認が朝の3,4時あたりが多い。さすが南アメリカにあるだけのことはある。
とまれ、ギリギリ温泉。今夜辺りに出そうです。さあ、4巻も作ってしまわねば。