明日、ボクらのマンガを出版する為に!

  • 投稿日:
  • by
土曜日、デジタルハリウッドで行われたデジタルコミック作成のワークフロー「明日、ボクらのマンガを出版する為に!」にこっそり参加してみた。2000円の公開授業。
秋葉原で4時間たっぷりの授業は、思ったよりプロが多くて楽しかった。
講師のうめ先生はもちろん初めて会うのだが、なぜか先に挨拶をされてしまった。
入り口の名簿に「鈴木稔 プロ漫画家」と書いてあった。なぜ本名なのにバレているんだろう。
別に隠しておきたいわけではないが、プロでございますと言いたいわけでもなく、教えを乞いに行くのだから名前などどうでもいいだろうという意味だったわけです。
ゲームクリエイターの米光さんがいる、というので挨拶。
はじめまして。と言ったらみそさん昔いっしょに飲みましたよ。と言われた。
ええー?
奥田民生を熱唱してましたよ。
あ、オレです。すいません、飲んで歌ったら記憶はありません。今は少しまともな人間になりました。
もうひとりの講師は、これまたゲームクリエイターの飯田和敏さん。
「巨人のドシン」は大好きなゲームだ。時々無性にやりたくなるので、ゲームキューブ版でも買ってこようかな。
お久しぶりです。とご挨拶。
「みそさんが来るって聞いたんで大変でしたよ」と言われた。なにか厄災のような扱い(笑)

授業は、デジタルな現状の説明。キンドルへのアップロード。うめ先生のフォトショップ漫画講座。が前半。後半は実際に80人の生徒で漫画を共同で描き、それをデジタル化。海外のサイトにアップロードして電子出版をして、それを翌日文学フリマで販売する。というこってり予定の詰まったものでした。
他人のデジタルなワークフローはとても興味があるので、フォトショップの使い方にへえと思ったり、ここはオレの方が効率がいいなとか、これはすごくて真似できないスキルが多いななどと思いながら見ていた。
バックは3Dで作らないとだめかなー。面倒なんだよなあ3D。シェード10はHDの肥やし化してるし(笑)

授業が終わって7時過ぎから懇親会。
これが実に面白かった。
プロ漫画家が実に多かった。10人くらいという話だったが、名乗らなかったけど実は漫画家ですというの人が同じテーブルに2人いた。となりが編集者で、そのとなりがデザイナー。ほとんどプロばっかりじゃん(笑)
プロが集まって話していると、情報が交錯して密度が上がっていく。あれもこれも面白い。ああそうか、こういう見方もあったか。と感心しながらデジタルの現状についての話をしていたら、デジハリの人から「みそさん次のデジタルワークフローの講師をお願いできますか」と打診されてしまった。
なにがつながるのかわからないなあ。
それはともかく、同業者の集いはいい。Twitterもあるし情報はクロスマッチしていると思っていたけれども直接会って話しをするのとはやっぱり違う。
若い世代の作家はかなり使い方が違っているのも面白かった。オレなんかマシンスペック低い時代の人間なんで、レイヤーを増やすことが嫌なんですけど、今はものすごい枚数のレイヤーをどこどこ使っていくもんね。
定期的に情報交換会をしていきたいと思いました。

いろんな先生と情報をかわしましたが、誰と誰がいた、という話は微妙な問題をはらむので触れないようにしました。たぶん大丈夫だと思いますけど。